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いがいが日記


2009-04-26 [長年日記]

_ 札幌ジュンク堂「プロダクティブ・プログラマ」トークセッション

昨日のジュンク堂でのトークセッションは大変楽しいものでした。

一夜明けると札幌は春の雪が降っていました。

北海道から東京へ向かう飛行機の中でこれを書いています。

監訳者である札幌の島田さんが、東京の編集者、翻訳者、レビュアと

やりとりしてできた本、

そのトークセッションが札幌で行われ、

ネット配信で全世界に配信されるという札幌を主舞台とした壮大な企画。

それは札幌に住んでいた私にとっても大変うれしいものでした。

トークセッションの内容は本屋で行われるということで

技術書の紹介、解説を主に

プログラマの生産性をあげるにはどうすればいいか、どう学習すればいいかを

島田さんとレビュアの角谷さんとが楽しそうに語るというスタイル。

監訳の作業について

「原著を人に紹介しようと思って訳すと、理解が深まって見える景色が変わる。」

「訳を既に発売されている本と同じになるように定訳を探す作業が大変。

また、日本に初めて紹介されるような言葉は責任を感じた。」

と語りつつ、

「札幌と東京との遠隔作業も大事なのはコミュニケーションなので、

それができれば札幌での作業はなんの問題もない。」

(お客さんを指して)

「ですからみなさんもこれから翻訳や監訳の作業をされる分けですから、」

と笑顔で会場をさらりと鼓舞する一幕も。

「僕は新人の頃に隣の先輩を見て技を盗んだけど、

この本があればその内容が系統立って説明されている。

こんな本があるなら『早く言ってよ!』と。(笑)」

そしてトークセッション後には

「若い人たちはこの本でその辺を簡単に学べるので、

その向こうに広がっている、もっと遠くの世界をどんどん切り開いて欲しいなぁ。」

と島田さんらしい、後輩を導く暖かい言葉を語っていました。

様々な目標をひとつひとつクリアしていく島田さんの本が出たことを本当にうれしく思い、

私もいつか本に携われるようにがんばりたいとライバル心を抱いた、(笑)

そんな今回の札幌への旅でした。


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