2012-06-02 [長年日記]
_ RailsInstaller for OS X
大学でのRubyの講義も前期全15回のうち半分の8回を終えました。
なんとかがんばっています。
プログラミングが初めての学生さんもコードを書く力をめきめきと伸ばしていて、
教えているこちらも嬉しくなります。
さて、RubyやRailsを始めるにあたり、最初の難関はコーディング環境の構築です。
Windowsは昔は環境構築に一苦労でしたが、
RailsInstallerの登場でインストーラを実行するだけで環境が作れるようになりました。
一方Macは、昔はRubyが標準インストールされていて楽々だったのが、
標準インストールのRubyバージョンが1.8.7と古くなり、
1.9を使うには自分でインストールが必要になりました。
またLionからはコンパイラがLLVM標準なったことで、
Ruby1.9環境を作る敷居が途端に上がりました。
そんなMacへの救世主がついに登場。
"Rails Installer for OS X" がリリースされました。
EngineYardさんありがとう!
インストールすると以下が入るようです。(私の環境は既に入っているのでよくわからない)
- RVM: Ruby Version Manager
- Jewelery Box: the official RVM GUI Graphical wayto use RVM
- SM: Scripting Framework
- GCC: GNU Compiler Collection
Jewelery BoxっていうGUIでRVMのgemとか管理できるやつがかっこいいですね。
また、以下のモジュールもあわせてインストールしてくれてます。
c_rehash git-upload-archive reset xmllint
captoinfo git-upload-pack sqlite3 xmlwf
clear gitk tabs xslt-config
curl iconv tic xsltproc
curl-config infocmp toe zsh
git infotocap tput zsh-4.3.12
git-cvsserver ncurses5-config tset
git-receive-pack ncursesw5-config xml2-config
git-shell openssl xmlcatalog
今まではLionの場合は XCode + GCC + homebrew or rvm が一番簡単な構築方法だったと思うので、
それを全自動でいれてくれる+αな感じですね。
よく分からなかったのが、
RubyやRailsも一緒にインストールしてくれてるの?というところ。
(私の環境はRVMに既にruby1.9.3p194が入っていたので・・・)
もし使ってみた方いましたら教えてください。
Railsの講義の前の環境構築はこれで簡単にできるといいな。:)
(環境、いろいろ大変なので、講義ではVM Linux を配布してますが、
みんなやっぱりネイティブ環境が好きなようです。)
http://www.engineyard.com/blog/2012/railsinstaller-for-os-x/
https://github.com/railsinstaller/railsinstaller-nix/downloads
--- 追記:2012.6.3
@yamaguchiintlab さんらにご協力いただきましてLionでRVMがない環境でインストールを行いました。
RubyもRailsもインストールしてくれて、Ruby 1.9.3p125, Rails3.2.2 がインストールされます。
標準もRubyもこちらを使うような設定になるようです。
ご協力ありがとうございました。m(_ _)m