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いがいが日記


2011-07-18 [長年日記]

_ Ruby会議2011、そして今までのRuby会議をふりかえって

最後のRuby会議へ行ってきました。

私がRuby会議へ初めて行ったのはお茶の水での開催で、2007年でしょうか。

DaveThomasの感動的な基調講演とスタンディングオベーションの感動は今でも覚えています。

それから、つくば、神保町、つくば、そして練馬と5回目のRuby会議です。

この間に私とRubyのつきあいは大きく変わりました。

初めてRuby会議に参加した際はRubyを書いたことがあったのか、覚えていません。

すくなくとも流暢には書けなかったでしょう。

参加者の中で知り合いもたしかほんの数人、3人くらいだったと思います。

あ、その頃からtDiaryは使ってました。

その後、会社でつかう自分用のツールをRubyで書き始めるようになります。

テストツールの大部分はRubyで書いていました。

周囲の人にもRubyを薦めてみんなで書いたのが懐かしいです。

神保町でのRubyKaigi2009のとき、今の会社の専務と社長に初めて会いました。

このときはまだ挨拶くらいで話はしていないかもしれません。

その後、つくばでのRubyKaigi2010の頃にはその会社へ転職し、

職業Rubyプログラマとして参加することになります。

Ruby会議は、仕事のほかにもたくさんのものを私にくれました。

一番の思い出は私のライフワークにもなったタイマー職人として迎えた最初の年、

RubyKaigi2009でのLT前説です。

私は凄腕のプログラマではありません。

OSSへの貢献もほとんどないですし、自作のアプリも作ったことがありませんでした。

タイマーをつくったおかげでLT前説として2分半x2回の時間をもらって迎えたLTの時間、

自分の作ったアプリを満員の聴衆に向かう壇上でデモするという機会を得ました。

うまく動くかとても心配して壇上に上がったのを覚えています。

祈りは届き、新規実装した機能が無事に動いたその瞬間、会場から盛大な拍手をもらいました。

この瞬間はエンジニアとして最高の栄誉だと思います。

今でも私のエンジニアとしてのある種の拠り所になっています。

エンジニアとして階段を一段登れたような、そんな思いでした。

今年のRuby会議2011、懇親会にはたくさんの人がいました。

そこで時間中ずっと懇親し続けても、

知ってる人、お会いしたことある方全員とは話しきれなかった気がします。

気づけばたくさんのナイスなRubyistの友人を得て、

充実して楽しいエンジニアライフを送ることができています。

Ruby会議がくれた大事なものです。

今年のRuby会議は最後の高橋会長の挨拶ののち、会場からスタンディングオベーションが起こりました。

Ruby会議をつくってくださっていたスタッフのみなさんへ、

そして一緒に参加してRuby会議という場所を作っていたみなさんへ、

私も心からの感謝をこめて。ありがとう。

flickr RubyKaigi2011

RubyKaigi2009第1日

RubyKaigi2009第2日


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