2008-02-01 ここ数日、朝空を見上げると月がとてもきれいに見える。 [長年日記]
_ 恵方巻
今年もやってきました職場の恵方巻祭り。
3日が日曜日なので今年は2/1開催となりました。
今年はなんと2つのオフィスをTV会議で結んでの同時開催!
2会場合わせて40人の参加者が集いました。
でも、TV会議カメラはお互い南南東を向くと背中側。(笑)
もう3年目なので笑いのツボにはまることもなく、
あぶなげなく完食しました。
ごちそうさまでした!
2008-02-02 [長年日記]
_ [book] メンタル・タフネス
ストレスを防御するのではなく、ストレスからの快復力を向上させる。
それがこの本のアプローチだ。
筋力と同じように、心もストレスを受けてから回復することで、
ストレス下でパフォーマンスを発揮できる強い心を手に入れることができる。
そのためには、適切な回復が必要。
ストレスを与え続けると、回復がおいつかず脆い心になってしまう。
休むことで活動時のパフォーマンスを上げることができる。
その一方で、適切なストレスも必要。
ストレスのない世界は理想郷だが、
そこで生活しているとストレスのある世界へきたときに生活できない。
#↑この文を読んだときはかなりショックでした。
#人間ってなんて非業な生き物なんでしょうか。
一流のスポーツ選手を研究した筆者さんの分かりやすい語り口の本です。
実例も多いし。
大きな気づきとしては、心と体はつながっているということ。
怖いことがあったときの冷や汗や、
ドキドキしたときの動悸の速さは心の動きを受けて体が反応した結果だ。
であれば、楽しい気持ちでいた方が健康にいいに決まってる。
また、ストレスは体からの連絡であるということ。
ストレスを感じるということは、何か原因がある。
その原因を取り除くか、うまく向かい合うか、何かしらの行動を起こすべき。
大変有意義な本でした。
ここ数年で一番のインパクト。
若い頃、大学生くらいで読みたかった本だなぁ。
理詰めで考える人にもこの本はオススメ。
納得する材料と実例がたくさん載っています。
ただ、ちゃんとした実験結果が載ってるともっと納得できるなとは思う。
この本は今年の目標を書いたときに「ストレス」の話題で吟さんが教えてくれたもの。
ホントにありがとう。
また、心配してくださったみなさんにもお礼を。
去年の後半はかなりひどい状態だったのですが、
これを読んでから随分と良くなりました。(^^)
2008-02-03 雪降り続く1日、積雪10cm [長年日記]
_ [comic] こうの史代「街角花だより」
ただただしさんの日記で知ったこうの史代ですが、
先日Rさんのtwitterで新刊「この世界の片隅に(上)」がでていることを知る。
#たださんの最近の日記でもとりあげられてますね。
早速買ってみた。このお話もとてもよかった。
だけど今日紹介するのは一緒に買った別の本。
デビュー作の「街角花だより」。
デビュー作と同名の連載が最近あったらしく、
2007年の作品まで収録されている。
これは街の花屋を舞台にしたほのぼのとしたお話。
「夕凪〜」も「この世界の片隅に」も戦争を題材にしたお話で、
読むとやはり少し心が痛む。
何も考えずにゆったりとした休日を過ごすときに、
「街角花だより」はオススメです。
カバーが花屋の包み紙みたいになってて洒落てます。
たんぽぽの咲き乱れる草原で寝ころぶ弟さんと、
大きな綿毛を見つめるりんさんの絵がとても好きです。
_ 恵方巻again
久々に人狼料理部の活動。
大阪文化圏のべっちさんが恵方巻を作ってくれました。
名付けて「べほうまき」です。
ベホマの効果があります。
今年2回目の恵方巻と、多種の鍋を堪能しました。
あと、やったゲームも面白かったな。
36枚の宝石カードの中から1枚抜いて、それを当てるゲーム。
みんなに「青色は何枚?」とか「赤色のPerlは何枚?」とか質問して、
推理するカードゲームです。
ブローアンドヒット(正式名しらず)を多人数でやる感じ。
名前忘れましたが、ぐぐったらSLUETHというそうです。
ぐーぐる先生すごい。
2008-02-04 [長年日記]
_ [book] プログラミング作法
ベアプロの提唱本でありながら、
今まで読んでいなかったのでななめ読みしてみました。
どうやってプログラムを書くべきか、
どうやってバグを見つけるか、
どうやってテストすべきか、
というプログラマに必須のノウハウが広い範囲にわたって書いてあります。
CodeCraftと同系統の本ですが、
こちらの方がページ数も少なく読み易いですね。
社会人1年目の方や、
学生さんでOSSの世界でコードを書きたい、
なんて方にオススメです。
あとで時間を作ってもう1回ちゃんと読みたいな。
2008-02-06 朝、雪が降り始めるときに居合わせた。 [長年日記]
_ [win] ディスクの空き容量が0でもファイルが作れる
ほんとかなり久々に技術の話題。
仕事でWindows(NTFS)でディスクフル時にエラーになるかテストをした。
> fsutil file createnew dummy 100
でファイル名(dummyの部分)と容量(100の部分。byte単位。)を指定してファイルが作れて便利だ。
ただ、マイコンピュータのプロパティから残容量を確認すると0byteなのに、
それでもファイルが作成できる。
NTFSはMFTの部分にファイル格納先ポインタを持っているが、
この場所にファイル実体も持てて、それが約750byteなんだそうだ。
私の環境でも700byteのファイルは作れたけど、800byteだとエラーでした。
2008-02-08 [長年日記]
_ 翻訳
「リーン開発の本質」が届いた。
永和の天野さん、高嶋さん、平鍋さんが翻訳、監訳。
リーン(トヨタ生産方式とか)本はまだ読んだことがないので楽しみ。
また、先週は時代の流れに周回遅れでアジャイルプラクティスを購入。
こちらも永和の木下さん、角谷さん監訳。
会社であまにょさんが読書会を開催してくれてるので、
それにあわせて読んでいこうと思ってます。
#どちらの本も書評は読了してから改めて。
2章まで読んだのですが、地に足がついた役立ちそうな話が多そうな予感。
「達人プログラマ」シリーズで、
「現場開発者の習慣」のサブタイトルが名は体を表してます。
それにしても永和の方々の翻訳力、英語力はすごいなと。
某さんはTOEIC985点とか。スゲー!
同じ業界にそんなすごい人が私の知る限り2人もいるなんて。。。
また、角谷さんの翻訳レビュー作業を某所で見る機会に恵まれたのですが、
これがすごい。文に魂が込められていく。
血の通った文になっていく。
技術書だから、内容が間違わず伝わればそれでいいのかもしれない。
でも、私たちは学問をやってるんじゃなくてエンジニアリングをしてるわけです。
学問とエンジニアリングの大きな違い、
それはモチベーションの考慮、
つまり熱くたぎる想いを伝えることなんじゃないかと思うわけです。
私もいつか自分の本を。今はできることから1つずつ。
2008-02-09 午後から雪、夜には積もりはじめた [長年日記]
_ クッキー
会社の方にもらったクッキーがすごく洒落たパッケージ。
食べる前からなんだかうれしい。
このパッケージをデザインした人たちはいい仕事してる。
このクッキーをもらっていいなぁと感じている人は
日本中にけっこういるんじゃないかなぁ。
2008-02-10 雪上がり青空広がる [長年日記]
_ [music] 辻井伸行 "debut"
天才ピアニスト辻井伸行のCDがついに発売されてました!
彼の演奏をCDで聴ける日をどれだけ待ち望んだことか。
私の日記にも過去2回登場してますが、彼の演奏は本当に素晴らしい。
音の粒々が美しく光ってるような、きれいな音色です。
しかも演奏がとても楽しい。楽しさが伝わってきます。
また、オリジナル曲も入ってるのですが、
「ロックフェラーの天使の羽」は小学6年生での作曲だとか。
あんな音を小学生が考えるの?!すごいです。
彼ももう21歳になったそうです。
これから年を重ねて円熟味を重ねていく彼の演奏が楽しみです。
彼と同じ時代に生きられることを幸せに思ってます。
2008-02-11 青空にうっすら白い雲 [長年日記]
_ エンジニアの社会的地位向上のアイデア〜公営ルイーダの酒場〜
野球選手でFA宣言する選手がときどき口にする台詞、
「他の球団の評価を聞いてみたい」。
最近、この言葉を口にする気持ちがちょっと分かった気がします。
野球は選手の個性が出る競技ですから、
同じスキルを持っていたとしても、
そのスキルを必要とする球団からの評価は高くなる一方で、
同じスキルを持つ選手が他にいれば評価は低くなるかもしれません。
また、各球団の収入も違いますから、同じ評価でも対価が高くなることもあります。
エンジニアもそれと同じだなぁと。
スキルも個性も適正も人それぞれ。
同じスキルでも会社の戦略によって評価は変わるでしょう。
エンジニアの社会的地位を向上させるために、
市場でのエンジニアの評価をもっと気軽に行えるようにするアイデアはどうでしょう?
年に1回公営ルイーダの酒場(仮名)(公営ダーマの神殿併設)へ赴き、
1時間くらい担当の気の良いおっちゃん(公共ヘッドハンター的存在)と話して、
自分のスキルを説明して、
自分の作ったソフトを見せて自慢したり、
時には脳内メーカーで出てきた答えを一緒に笑ったり、
現在の業界の動向や賃金相場を聞いたり。
企業間でエンジニア獲得を巡る競争が起これば、
エンジニアの社会的地位も今よりも上がるかもしれません。
1時間くらいでスキルを評価できるのか?とか、
エンジニアの流動が激しくなったら会社は社員を育てなくなる!とか、
いろいろと解決しなくちゃいけない問題はあると思うのですが、
そういう世の中になったらどうなるんだろうなぁと空想してみました。
2008-02-13 強風の1日 [長年日記]
_ デブサミ2008
今年はJoelさんが来日!
Joelさんの新本(青木靖さん訳)が
先行発売+10%OFF+サイン付きだったのですかさず購入!
Joelさんの話もとても面白かったのですが、
#あのプレゼンは彼にしかできない内容、構成だろう。
#ジェラシー感じるくらい素晴らしい笑いの取り方。
#同時通訳のハンデまるで感じさせず。
私のベストセッションは関 将俊さんの講演。
すごく良い気づきがたくさんありました。
「プロジェクトの成果物はソフトウェアとチームのプロセス、チームそのもの」
にしびれました。
以下、メモから。
■Joel On Developper's Summit
・人を幸せにする
自分がコントロール件を失った場合にストレスを感じる。
書籍:「学習性無力感」鬱病の1つの原因に無力感がある
「社会へ何も貢献してないのではないか?」という不安から何もできなくなる。
簡単な作業を繰り返すことで社会への貢献を実感させる治療法。
→ソフトウェアの場合は?
ユーザーに主導権を与える
例:Amazonのサイトは全ての情報を表示し、
好きな順番で配送先や数を変更できる。
JavaScriptで洗濯した瞬間に表示が変わるのはいい。
1秒でも長い。
瞬時に変わることでユーザーは主導権を持っていると感じる。
・感情について(ネタ)
あるRUV車で使われたセキュリティ(安全性)を高める工夫。
角が丸くて、高いところにいて、カップホルダーがあることが重要!
なぜなら人はママに抱かれて、暖かい飲み物があったときは安心を感じたものだ。
だから、 WindowsXPはウィンドウのエッジを丸くしてセキュリティを高めてるんだ!(会場爆笑)
・誤帰属
「○○○の原因が△△△にある」と思ったが、
実際の原因は別にあること。
初デートで珈琲を飲みにいった。
珈琲は心拍数が上がる効果がある。
女性「私、なんかドキドキしてる!」
これが誤帰属だ。
・プレゼン
笑いをとる
みんなが好きな音楽を聴かせる
→誤帰属の結果、みんなが幸せな気分になる。
■青木峰郎さんのふつうのRuby講座
Rubyっぽいコードの書き方。
50分間で随分いろいろと勉強になってお得でした。
・Rubyのpublic/protected/privateはC++/Javaのpublic/protected/privateとは違う。
C++/Javaはクラス単位で考える。
Rubyはオブジェクト単位で考える。
・inspectはデバッグ用、to_sは本番コード用
あとで資料読む。
■咳さんのAgileとテストの話
チームのプロセスも成果物だ。
開発者がテストすることによって、テストによって守られている実感を。
「バグが今日みつかってよかった」という気持ちの変化。
攻めたい部分のテストが自然と増えていく。
→顧客の興味あるところ、コードの弱いところ。
毎日のテストでレート(重要度)を見直す。
Agileのメリットは良い製品を適切な時期にリリースできる。
変化を許容するというよりも、変化が仕事になる。
変化がないと仕事がない(笑)。
顧客も変更をぎりぎりまで言えるメリットが。
ただし、それがコストに跳ね返るので顧客も考える。
■トヨタ生産方式パネルディスカッション
やわらかいうち(変更可能なうち)はとことん考えて繰り返す。
生産が始まってからは変更できないので、変更ないようにする。
↑とか元トヨタの中の人の話がとても面白かった。
2008-02-14 [長年日記]
_ 三遊亭歌彦さん真打昇進!
落語が好きです。詳しくはありません。
それでも地元で伯父が開催している落語会へ行って、
お寺で生で落語を聞くと、ホントに面白いなぁと感じるとともに、
噺家さんの話術に感嘆します。
もう1つ、podcastで落語が聞ける「ポッドキャスティング落語」を時々聞きます。
一番好きなのは三遊亭歌彦さんの「阿武松」。
お相撲さんの出世話です。
歌彦さんは声も明瞭でいい声だし、話すテンポも心地よく。
しかもこの方、枕がすごく面白い!!
私はどちらかというと枕の方が好きなので、(^^;)
この方の落語を聞くのはいつもとても楽しみです。
#それでも、阿武松はめちゃめちゃ引き込まれました。大熱中。
しかもこの方、私と同い年の30歳。さらに贔屓にします。(^^ゞ
そんなに若くて真打になれるもんなんですね。
真打になると「歌奴」を襲名するそうです。
いつか寄席へ行って、生で落語を聞いてみたいです。
2008-02-15 [長年日記]
_ 能力に名前を
会社にて今後のキャリアを話し合う年例面談を上司とした時に気づいた話。
#もちろん、上司の意図したものとは違うものかもしれない。
人はいろいろと良いところがあると思う。
良いところでなくても、他の人と違うところでもいい。
そういった能力、自分の特徴に名前を付けていく。
例えば、周りの人に恵まれてるなぁと感じている人は「人脈力」。
英語はそんなに得意じゃないけど、海外の人とコミュニケーションできるのは「舶来共有力」
通勤路で早咲きの花をみつけて幸せな気分になれる人は「気づき力」、「感幸力」。
そうやって名前をつけると、自分の力、特徴を客観的に評価できる。
能力が名前を得て、認識することで、自分の成長を感じることができる。
相手の良いところを認めることができる。
能力に名前を付けながら、
自分の、相手のいいとこ探しをしてみませんか。
2008-02-16 凪いだ青空 [長年日記]
_ Nullの話 〜 NULLとnullとnil 〜
必要があってプログラムの基本を見つめ直している今日この頃です。(^^ゞ
#今日の話も「なんだそんな基本的なことか!」な内容かもしれません。。。
英単語のNULLは「存在しない」とか「無効な」とか「ゼロと等しい」って意味なんですね。
C++だとNULL, Javaだとnull, Rubyだとnilです。
C++でNULLポインターにアクセスすると落ちる(不定?)。
Javaでnullポインターにアクセスすると例外(NullPointerException)発生。
Rubyでnilにアクセスすると
「NoMethodError: undefined method `length' for nil:NilClass」。
ぉぉ、RubyだとnilもNilClassのオブジェクトなのですね。
言語の進化の系譜の一部を覗き見れました。
でもJavaでコードを書いててNullPointerExceptionに遭遇する機会ってどれくらいあるんだろう?
無理矢理書けばできるけど、
shallow copyでスコープを外れてもGarbageCollectionされないし。。。
#参照カウンタが上がるからだよね。
■例文:Javaのshallow copy
int[] out = {1,2,3};
{
int[] in = {4, 5, 6};
out = in;
}
System.gc();
System.out.println(out[0]);
→4
■■Nullの例文
■C++
#include <string>
std::string* str = NULL;
str->length();
→落ちる(不定?)
■Java
String str = null;
str.length();
→java.lang.NullPointerException
■Ruby
str = nil
str.length()
→NoMethodError: undefined method `length' for nil:NilClass
2008-02-21 [長年日記]
_ 名言
今日は会社でたくさん名言が飛び出したので抜粋して書き留めてみる。
・世界のプログラマは2つに分けられる。
Hello, World! で感動できる者とできない者だ。
・誰もやる人がいない時こそ、私がやる
2008-02-23 空が黄色く煙るほどの砂嵐。春一番、台風でもきたような。 [長年日記]
_ [comic] 3月のライオン
うみのちかさんの新作第1巻。
今回は将棋を題材に、主人公の少年棋士の生き方を追うようなお話かな。
勝負事ものに多い切迫した雰囲気がないのがウミノさんらしい。
そして零と二階堂の掛け合いはどうみてもハチクロのシノブと間山に見えてしまう。(笑)
違うのは零の世話をしている女性の胸がでかいことくらいか。(少年誌だからか)
リカさん派の私としてはリカさん的ビジュアルの女性が誰もいないのが非常に不満である。(笑)
絵柄や雰囲気はハチクロとすごく良く似ているのに、
話のにおいというかお話そのものはひと味違う、不思議な感じです。
つづきがとても楽しみです。
Before...
_ asa [今日、ちょうど友達と豆まきの話をして、落花生投げるの有名なのは北海道だときいて驚きました〜\(゜□゜)/ あと東北の..]
_ いが [もうこの際、ご当地名産品を投げるのもありではないでしょうか。 群馬なら蒟蒻芋とか。(笑)]
_ asa [それ、おもしろそうです〜(笑)]