最新 追記

いがいが日記


2013-11-02 [長年日記]

_ Mac OS X 10.9 Mavericks

先発隊のみなさんから大きな問題報告もなかったのでupdateしました。対応したのはこの辺。

  • tmux の warning 修正

terminal 起動時に出てたwarning を出なくする対応 http://syati.info/?p=2059

  • command line tools の 再インストール
Gem::Installer::ExtensionBuildError: ERROR: Failed to build gem native extension.
... ruby extconf.rb ...

native extension gem を build したときなんかに上記のエラーが。 xcode-select --install でインストールして対応。

  • iWork update

iWorkも新しい版が出ました。私はDVD版でインストールしたのでAppStoreで買い直さないとダメかと思ったのですが、OSの言語環境を英語にするとAppStoreアプリのUpdates欄に出てきて無事アップデートできました。買わなくて済んでよかったよかった。詳しい手順はこちら。(試したら、Mavericsでやらないとできなかったです。MountainLionだとできなかった。)

http://applembp.blogspot.com/2013/10/iWork-Aperture-Mac-App-Store-Update-Package-Keynote-Numbers.html

ちょいちょい便利になってて気に行ってます。カレンダーが綺麗になったのと、地図アプリができたのと、iBook で epub 読めるのがいいです。あと、ディスク空き容量が増えました。10GBくらいかな。


2013-11-08 [長年日記]

_ RubyConf2013 Matz基調講演

今年のRubyConfはMiami beach!すごいパラダイス感を味わっております。先ほどmatzさんの基調講演が終わりました。毎年恒例の超訳レポートです。


今日はFantasy Land の話をします。ここにはユニコーンが住んでる。日本語だと現実逃避って言葉もあって・・・基調講演前日の私みたいな状態ですね。 さて、ウォーターフォールでの開発はおかしいと感じてましたが、何がおかしいか当時は説明できませんでした。でも、20年のプログラマ経験から、今なら分かる、「間違った仮定」があります。 1.「私たちは何をつくっているか分かっている」 2.「私たちは何が欲しいか分かっている」 ソフトウェアを作ってみるまで「それでOKだ!」と言っていても、できてみたら「あー、なんか違ったわ」ってなることありますよね。 3.「シチュエーションは常に変わる」 戦略としては「保守的になる」とか「ダチョウ的になる(状況全部無視!)」とかは簡単だけど・・・。20年前はなんとかソフトウェアを作るのが目的だった。コンピュータやソフトウェアやネットワークは高価で絶対失敗できない状況だった。今は、「素晴らしいソフトウェア」を作るのがゴールですよね。でもどうやって作ればいいんだろう? 今はソフトウェアの生産性も上がりました。いいツールもいい言語もあるし・・・Rubyとかね。(会場拍手) 私たちはいろんな素晴らしいツールを使うことができるので、能力以上のことができる。今はエンジニアが喜びを持ってプログラミングができる。ここはプログラマの天国ですね。 でも・・・、ここは誰がメンテナンスするんだろう?この世界でGCしている人たち(GCの話は笹田さんのセッションがあるので私は話しませんよ)がいて、世界の平和を守っている。コミッタの人、挙手して。この人達がつくっています。本を書いている人も・・・。みなさんありがとう。 みなさんここにぜひここに来て下さい。みなさんがプログラマなら、ぜひプログラムを書いて欲しい。このFantasy land を守る仕事を担って欲しい。CRubyの開発とかね。 世界を変えましょう。私たちは世界を変える力を持っていると信じています。どうもありがとう。(会場から大きな拍手)


2013-11-09 [長年日記]

_ RubyConf2013

今年のRubyConfはマイアミビーチで開催。matzさんの基調講演は前日の日記に書きました。 セッションでおもしろかったのはOpalの話。ruby を js へコンパイルして実行する環境で、ブラウザ上でRubyコードを実行できるデモはおもしろいなと。基調講演ではRubyKidsに参加した小学6年生の女の子がお父さんと共に登壇するといういい話。物怖じしないで堂々と話していました。

セッションでは技術的におもしろいもの、新登場なものはあまりみつけられず。エモいセッションは面白そうな話をしていましたが、私の英語力だと「いい話だなぁ」で終わってしまうのが難点。RubyConfの楽しみとして、参加している日本人や海外のRubyistと直接いろんな話をすることの比率が年々高まっていて、この流れは今後も加速しそうなので、それをうまくやるための戦略を考えた方がいいなというのが今回の宿題になりました。

会場ホテルに泊まりましたが、過去にアメリカで泊まったホテルの中では一番良く、快適生活でした。帰りの飛行機まで1日余裕があったので水着とサンダルを現地調達してホテル前のビーチへ行ってきました。水は冷たかったものの、海と空が広くてきれいでした。あと、zzakさんに連れて行ってもらったペルー料理がとてもおいしかったです。はじめて食べた。

写真は こちらです。きれいな空と海の空気をあじわってもらえたら。


2013-11-23 [長年日記]

_ RailsGirls松江

RWCの余韻も冷めやまぬ金曜日(※RWC後恒例の地ビールを飲む会が別会場で開催中)、RailsGirls松江がスタートしました。インストールデイは無線LANの設定に苦労したものの、私の班はWindowsのいつもの問題が出ただけで特に問題なく全員の環境構築が終わりました。そして恒例のフライデーハグ写真をみんなで撮りました。

土曜日。朝から会場づくり。飾り(オーガナイザーの松岡さんが準備してくれた)がクリスマスな感じでキラキラな部屋に。事務局のおじさん(角谷さん)が「机はまっすぐじゃない方がいい!」と机を斜めにしていい感じに。今回はウォーターサーバーもある!

おそらくRailsGilrsでは初めてmatzさんが講演。しかも新作の話ぽかった。RubyをつかえばRPGの世界でなくとも魔法が使えるというとてもいい話だった。JavaとCとRubyの階乗を求めるコードを比較してRubyが自然言語っぽく書けることを説明してくれたのは(私には)とても分かり易かった。そしてTシャツスポンサーになった弊社サービス tmix 製のTシャツをプレゼント。写真はオーガナイザーのお二方と一緒にナイス笑顔。あと、講演後に参加者のgirlさんに「matzさんのあのプレゼンツールはなんですか?」と質問されたので、Rabbitですと宣伝。

RailsGirlsMatsue Organizers & Matz

その後、野坂さんの座学。各テーブルで共通で教えるであろうRailsの基礎部の講義。すごくまとまっていたけど、ちょっと分量が多かったので実際にさわる前に聞くとちょっと大変だったかもですね。

そしてワークショップ開始。同じ班のコーチの井上さんと分担して説明を進める。いろいろ説明していると同じくコーチの槇原さんが自作の補足資料をつかって分かり易く説明してくれたりして、すごく話し易かった。あの資料は公開して欲しいなぁ。MOGOKも不慣れだったので井上さんにおまかせ。すごくチームワークよくできました。(それは松江のみなさんの準備あってこそ。隅々にもすごく準備がいきとどいていてすごいと思った。)

今回は時間が短かったのでMOGOKで公開までいけるかギリギリのラインで、残り2時間のところで順番を組み替えたりして調整して、残り3分のところで公開できました。ちょっと感動した。(私がw)  MOGOK のサポート部隊のみなさんもいてありがたや。

隣のテーブルには中学生が2人参加していて、進路は松江高専へ行きたいと言っていた。受験勉強がんばって!応援してます。あと、お菓子屋さんと洋服屋さんがスポンサーになってたりして、なんだかとても良い空気でした。懇親会のお菓子もとてもおいしそうだった。参加者のみなさんにもたのしんでもらえたなら嬉しいです。

終わったあとで参加者さんやコーチのみなさんとお話しして、松江のことをいろいろ聞けたし、なにより仲間がたくさん増えたのでとても楽しい時間でした。松江のことがさらに好きになったRWCとRailsGirlsな日々でした。

LTもしてきたので資料を載せておきますね。


2013-11-25 [長年日記]

_ RubyWorldConference2013

松江で毎年行われているRWC2013にて初参加、初発表してきました。「ひろがるRubyの学び場」というタイトルで、一橋大学の講義、RailsGilrs、Rails寺子屋など最近活発になってきたRubyを体験したり勉強したりするイベントの事例とそこから私が学んだいくつかの課題とポイントについてお話ししました。

前夜祭は古くからある荘厳な建物で、城下町松江の歴史を感じつつ、mojonboさん、tenderloveさん、zzakさんら外タレのみなさんやスーツのみなさん、そしていつものみなさんとおいしいご飯をいただきました。この時点で既に会社名刺売り切れ。不覚。

1日目。島根県知事さん、松江市長さん、経産省の方がつぎつぎ登壇。技術系イベントでこんな豪華メンバーが登壇するのはすごいですね。Ruby推しの行政を肌で感じました。matzさんの基調講演はマイアミのときと同じ内容だったけど、日本語で客層も違うので、空気感の違いを楽しみしました。自分の発表が最後のコマで、他は発表準備のため全然聞けなかったし覚えてないのですが、Aaronさんが日本語で発表していて本当にすごいと思いました。内容もとても面白くて、「あぁ、ライブラリをつくってる人はこんな風に開発してるのかー」と日常を垣間見れました。動画公開されたらぜひ見てみて下さい。

発表が最後のコマだったのでそれまでひたすら練習してました。緊張して発表中の記憶はさっぱりないのですが、質問もたくさんいただきましたし、その後のレセプションではたくさんの方に話しかけていただいて嬉しい限りでした。発表動画は後日公開されると思うのでそちらもよろしくお願いします。発表資料はupしました。そして1日目途中で個人の名刺も売り切れ、以後丸腰で挑むことになります。

2日目は茶室でRuby和菓子をいただいたり、Tシャツ屋さんに営業かけたり、1Fのスポンサー部屋で作業したり、発表以外にもRWCを楽しむことができて満喫しました。

RWCはRubyConfと開催時期が近いこともあって今まで参加してこなかったのですが、松江の空気を感じて全国のRubyistのみなさんとお話しできるとても良い場所であることが分かったので、来年もまたぜひ参加したいと思います!

追記(2013.11.25 16:28):動画がこちらで見られるようです。

http://www.ustream.tv/recorded/40963368

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_ yasulab [お疲れさまです。安川(@yasulab)です。 スライド資料の58番目のスライドに、「Rails 4対応の日本語の..]

_ いが [発表直前で事実が変わるRuby界あるあるですね。w 取り急ぎ削除して対応しました!]


2013-11-28 [長年日記]

_ grep, ack, ag

コーディングするときには、息をするように検索をします。修正すべき箇所はどこか、修正漏れはないか、影響する箇所のチェックと確認・・・などなど。shellでちょっと検索することも多いので、その際は grep -r "検索語" . なんて風に書いたりします。

自分の環境には ack というbetter grep 的なツールを入れてあって、こちらだとハイライトもしてくれて便利です。ところが、たまに grep と ack で検索結果が違うことが。調べてみたら、ack は検索対象ファイルを賢く絞っているようで、検索対象に含めて欲しいファイルが対象外になってしまっていたのが原因でした。 ack -a すると全てのファイルが対象となり、意図した結果になりました。

良い機会だし、いろいろackの設定を調べてみようかと思ったら、 ag (The Silver Searcher)というものをみつけました。better ack で、ack よりも高速とのこと。 brew install ag で入れてみたところ、便利そうなのでしばらく使ってみようと思います。


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