2013-09-15 [長年日記]
_ tDiary 4.0.1
tDiaryを3.2.2から4.0.1へバージョンアップした。(ついでにRubyも2.0.0-p195からp247へ。)ついにtDiaryがgemになるなど今回も素晴らしい更新がなされたが、私の環境はまだソースを配置するクラシックスタイルで動作している。ついでにいえばCGIで動作している。昔はいろいろCGIで動かしていたが、今となってはCGIで動かしているものはこの日記だけだ。そのうちnginx+unicorn環境で置き換えたい。 ところでこの日記は今月で10周年だ。今月中に10年間をふりかえる日記を書こうと思う。
2013-09-16 [長年日記]
_ BRASS EXCEED 第11回演奏会
前回に続いてBRASS EXCEEDがゲーム回だったので行ってきました。第一部がドラクエ1,2,3、第二部がクロノクロスとFF。ファミコン時代の曲はオケよりも吹奏楽の方が味付けがあってて雰囲気あって好き。ラダトーム城がかっこよかった。ドラクエ3の戦闘曲は木管の人たちの指がまわるまわるですごかったです。あれ難しいと思う。第一部は全般に、ホルン大活躍でかっこよかった。オーボエの人が音色もきれいだが、音量もすごく大きく奏でて素晴らしかったなぁ。マイクがあったのだろうか?
クロノクロスはゲームはやってないけど曲は好き。これもよかった。ギターの人とピアノの人は前回から引き続き出てらっしゃった。音色がきれい。
FFはFF6オペラがメイン曲で素晴らしかった。ソリストにコーラスに豪華版。後ろでは金管ががんがん鳴らすという雅やかな曲でした。最後はFF9メドレーで、最後にエンディングの曲をゲームの流れに沿ってやったので映像を思い出しながら楽しめました。Melodies of life をソプラノのお姉さんが唄って心にしみました。願わくばあそこまでやったら最後はゲームと同じようにFFプレリュードになって終わって欲しかった!
BRASS EXCEED のゲーム回はゲーム音楽のコンサートの中でも一番迫力あるし、アレンジがいい感じなのでもっとお客さんきたらいいのになと思います。
追記:そうそう、今日は台風ですごい風と雨だった。行けてラッキーだった。これ中止には金銭的な事情とかでできないんだろうなぁ。
2013-09-19 [長年日記]
_ 退職します
9月末で株式会社万葉を退職します。2010年4月の入社から3年半お世話になりました。エピソードを思い出していくと尽きないのですが、ここはエンジニアらしく在職中に身につけたスキル、携わったこと、体験したことでふりかえってみます。
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Ruby, Rails Rubyは趣味や仕事やタイマーでちょっと書いていましたが、Rails、Webアプリ開発は初挑戦でした。Railsは2.3から4.0へ(途中ちょっとだけRails1もやりました)、Rubyは1.8から2.0へバージョンアップしましたね。WebはDB, html, css, js などなど周辺知識もたくさん必要だと知りました。最近だと vagrant や chef なんていう便利インフラツールも出てきましたね。Railsは初挑戦だったので上手になったのは当たり前ですが、Rubyのコードもずいぶん書けるようになったと思います。(まだまだ上手になれるはず。)
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iPhone iPhoneアプリの開発も初挑戦。「みんなのかるた」はデザインも読手も含めて完全万葉製で思い出深いです。
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海外カンファレンス RubyConf, EuRuKo などに参加しました。RubyConfは3年連続で参加。海外エンジニアの友人もたくさんできましたし、日本人の参加者と道中ゆっくり話せて実りが多いイベントです。matzさんの部屋でコード書いたり(PHPを書いたりも。w)、matzさんと迷いながらEuRuKoの懇親会まで辿りついたり、ホテルのロビーでコード書いてたらmatzさんやタコヤキ仮面さんらが通りすがって立ち話をしたりたのしい時間でした。参加費は、会社に全額または一部お金を出してもらいました。Ruby会議や札幌Ruby会議なんかも業務で参加したり補助金をいただいたりしました。
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管理職、PM、採用面接 これらも初挑戦。一番苦労したのはこのスキルかも。顧客とのやりとりや、業界の相場なんかも分かったので得るところが多かったのもこの分野かもしれません。チームメンバーとの面談や、採用面接なんかも経験しました。
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執筆 「スタートアップRuby」が無事?出版されました。どのくらいの期間書いていたのでしょう・・・。4人で進化し続けるRubyとRailsに対応するために幾度も書き直しました。
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講師業 きっかけは大場(さん|様)のところへ話がきて、それをやらせてもらう形で始めました。1年半やってすっかりライフワークとなり、私のキャラ付け(ブランドとも言える)にも大きく影響を与えました。本業は毎週半日お休みさせてもらって続けました。万葉と、常駐していたC社さん、同僚のみなさんに感謝です。
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女性対応力 「女性扱いがうまくならないと男性は生きていけないことでもちょっと有名(WEB+DB PRESS vol.73より)」な環境で生き抜けたことから、女性対応力は少しは向上したのでしょうか。(万葉男子の間では女子力を争う風潮もありますが、よくよく考えると、女性対応力と女子力って別ものですね。)オフィスにいるメンバー(たしか7人くらい)が私以外全員女性というこの業界では非常に得がたい環境になったこともありました。
上記のようにあらゆることに挑戦させてもらいました。かつ、自分の稼いだ額や会社の財務表も把握できるので自分たちで会社を動かしている感を実感できたのも貴重な経験です。
正直なところ、ああ、もう3年以上も経ったのかと。入社した日は今でも鮮明に覚えています。(万葉オフィスに今でもある木の机の1つは入社初日に私と同僚の佐久間さんで組み立てたものです。ニスの塗り方を大場社長から教えてもらったりしましたね。)そのオフィスがあったビルは現在は取り壊されて今はもうありません。先週、神保町を歩いててそれに気づき、3年間の時間の流れを感じました。
35歳を越えて、ようやくエンジニアとして何かを創ることができるようになってきました。私がエンジニアとして世の中に何で貢献できるか、何をしたいかを考えたときに、新しい場所で挑戦したいと考えて、退職することにしました。まだまだ万葉でできること、やってみたいこともあったのですが、挑戦したいという想いを通させてもらいました。退職の話をした際に、大場さんにも久保さんにも、同僚のみなさんにも、常駐先のみなさんにも励ましてもらって本当に心強かったです。ありがとうございました。
これからはふつうのエア社員に戻って、いままでとは違った立場で万葉を応援していきます。今後とも株式会社万葉をどうぞよろしくお願い致します。
次の仕事は・・・こちらは10/1にまた書きますね。
最後に、退職記念品にホームベーカリーをいただきました。カフェいがいがにパンのメニューを追加できるように焼いていこうと思います。(ありがとうございました!大切に使います!)
2013-09-21 [長年日記]
_ とちぎRuby会議05
ひさびさのとちぎ。 今回もスーパースター共演という感じでおなかいっぱいになった各種コンテンツでした。基調講演は酒勾さんの「形式手法」。仕様コードで厳密に書くスタイルを実践されている酒勾さんのお話はとても勉強になりました。いつものtoRubyはartonさんが著書を朗読。toRubyは講演者もすごいし、そこにツッコミを入れる聞いているみなさんもすごく、勉強会っていいものだなという気持ちになれます。 すごい内容を、いつものスタイルでやってしまうtoRuby、それがとちぎRuby会議の魅力だと思いました。また次回も行きたいです!
2013-09-23 [長年日記]
_ いがいが日記10周年
2003年9月3日の日記 で日記を書き始めてから10年。10年間なにかを続けるという経験は初めてかもしれない。身のまわりにあるものや、今使っているサービスはここ10年で出てきたものばかりだ。mixiは2003年9月22日にはじめている。twitterは2007年4月14日。(facebookは記録がない)カメラも一眼レフのOLYMPUS E-420 を購入し、いまはSONY NEX-5Nだ。iPodを買ったのは2003年9月か。当時は出張が多い仕事で、出張先でどんな音楽でも聴けるというのがとても嬉しかったのを思い出す。(ちなみに部屋を見渡して10年以上前から使っているものを探すと、炊飯器と電子レンジが現役でがんばっている。)
住んでいるところも札幌、群馬、東京と変わった。会社もBUG、SDNA、万葉と3社を渡り歩いた。この日記の歴史は私のエンジニア史そのものである。私は社会人になってからプログラムを書き始めたので、この日記を書き始めた頃がほぼプログラマとして歩きはじめた時期だ。最初の頃はまわりの先輩が本当にすごく見えて、こんな人たちのように自分もなれるのだろうか?とまったく想像ができなかった。プログラムを書くというのは本当に難しいことだった。果たして、そういうすごい人たちのようにはなれなかったわけだが(笑)、それでも自分の力でプログラムを書けるようになり、そして教えるようになり、自分の力で仕事をみつけられるようになった。10年間をふりかえれば随分と成長したものだ。
BUG時代はC/C++でsolarisのミドルウェアを書いたり、Borland Builder で Windowsアプリを書いたりしていた。SDNA時代はC/C++でWindows用の画像編集ライブラリを書いたり、組み込み向けのコードを書いたりしていた。趣味でも仕事でも(?)タイマーを書いていたのもこの頃だ。
Rubyを知ったのはtDiaryがきっかけかもしれないが、よく覚えてない。少なくとも自分でRubyを使うようになったのはtDiaryを使いたかったからだ。最初の3年間、RubyはtDiaryやほかのツールを動かすためのもので、自分ではコードは書いていなかった。その後の3年はRubyを趣味やメインではない業務で書きはじめた。その後の3年は万葉に入ってRubyを仕事で使うようになった。Rubyを仕事のメインの道具として使えるようになったのは私にとってとても嬉しいことで、そのきっかけが少なからずtDiaryにあるのは間違いない。
こうやって成長できたのは周りのみなさんにいろいろ教えてもらったからだ。どれだけ感謝しても感謝しきれない。本当にありがたいことだ。この日記もそうだ。技術的に分からないこと、調べたことを書いておくと、詳しいみなさんがいろいろとツッコミを書いてくれて、その1つ1つが今の私の技術力になっている。また、たのしいこと、かなしいこと(できるだけ悲しいことは書かないようにしているつもりだけど)を書いておくとコメントを残してくれるみなさんがいる。元気づけられる。
tDiaryを選んだのはBUG時代のまわりの人たちがtDiaryやRubyをつかっていて、私もその仲間に入りたかったのが理由だったと思う。当時は意識しなかったが、10年間同じツールで日記を書き続けられるのはすごいことだ。おそらく、他の選択肢を選んでいたら、途中でツールを変えざるを得なかったはず。初期からtDiary開発で活躍されていた、たださん、kitajさんは私のヒーローである。(他の方ももちろんいらっしゃるのだけど、当時はこのお二方の印象が強かった。)日記を書き始めた当時の私に、「たださんとお話ししたりできるようになるよ」と伝えたらびっくりするだろう。(ちなみに、初めて本にサインをもらったのはtoRubyの関さんで、初刷が買えるあの本だ。)
2001年4月にはじまったtDiaryは25年続くと宣言されているので(2013年10月で12年半、折り返しですね!)、2026年まで少なくとも残り13年間はこの日記もほかのtDiaryユーザーのみなさんと一緒に書き続けたいと思います。現在開発をどんどん進めてくれているたださんをはじめ、hsbtさん、まちゅさんら、全ての開発者さんへ深く感謝します。
最後に、いつも読んでくださっているみなさま、今後ともどうぞご贔屓に!
_ IZ [ご無沙汰しています&お疲れさまでした。 財務関連は応用情報試験で苦戦して未だに苦手。ご指南願いたいです(^◇^;)..]
_ あると [35歳辺りって、自分の人生を見つめなおして、方向転換をしたり、試行錯誤する時期らしいです。 (かく言う私もその頃に転..]
_ いがいが [>IZさん ごぶさたです!またまたそんな褒めていただいてありがとうございます!(^^) 財務は私もよくわからないので..]