2023-02-07 [長年日記]
_ Emacs28.2
Emacsのメンテナンスを長らくさぼっていたけど、ようやく更新。少し速くなった感じがする。以下、いつものビルドスクリプト。M1 MBP macOS Ventura。
MACSDK=`xcrun --show-sdk-path`
export LIBXML2_CFLAGS="-I${MACSDK}/usr/include/libxml2"
export LIBXML2_LIBS="-lxml2"
cd ~/work
# Emacs
# git clone --depth 1 git://git.sv.gnu.org/emacs.git
wget http://git.savannah.gnu.org/cgit/emacs.git/snapshot/emacs-28.2.tar.gz
# ns-inline-patch
# リポジトリ中の該当バージョンをつかう
git clone --depth 1 https://github.com/takaxp/ns-inline-patch.git
tar xvzf emacs-28.2.tar.gz
cd emacs-28.2
patch -p1 < ../ns-inline-patch/emacs-28.1-inline.patch
# sleep 5
./autogen.sh
./configure CC=clang --without-x --with-ns --with-modules
CORES=10
make bootstrap -j$CORES
make install -j$CORES
cd ./nextstep
open .
sudo cp Emacs.app/Contents/MacOS/bin/emacsclient /usr/local/bin/.
brewで入れているのはたぶんこのへん。前回ビルド時に入れていて今回は何もせず。 makeinfo, libxml2, migemo, markdown
2023-02-19 [長年日記]
_ 福岡Rubyist会議03
4年ぶりくらいに福岡へ。コロナ時代以降おそらく初めての地域Ruby会議で、シングルトラックでみんなで話を聞いて、質疑応答で盛り上がったり、休み時間にRubyistといろいろ話せるという、昔ながらの地域Ruby会議と感じるとても良い時間を過ごせた。
事前にkatakata-irbのコードを読んでみたがよく分からなかったので、基調講演でいらしてたぺんさんに休み時間に質問したところ、丁寧に教えてくださってとても勉強になった。irbは静的解析に加えて、そこまでに実行した結果や変数に入った情報もつかえることを聞いてなるほどーとなった。なるほどすごい。
短い時間だけど休み時間ごとにいろんな人と話せて、これが物理開催の良さだったんだと思い出しながら楽しんだ。
食べ物、今回はうどんをたくさん食べた。お出汁がおいしく、うどんもやわらかいけどコシのある麺でとてもよい。珈琲屋がたくさんあるのもよくて、特にREC COFFEEとFUGLEN COFFEEはおいしくて、お店の雰囲気も良くて満喫。うちの近所にも欲しい。
日曜は太宰府へ立ち寄って参拝。建て替えが始まるそうで、一部は既に囲われていた。名物の梅ヶ枝餅、その場で焼き立てを食べるのがおいしいと妻に教えてもらったので、教えてもらった店のかさの家ときくちで立ち食い。どちらも少し違ってどちらもとてもおいしかった。そばにある九州国立博物館は森の中に建っていて、木をうまくつかった大きな建物で美しかった。カヤという朝鮮半島に5世紀ころにあった国の特別展で、日本と大陸のつながり、かまどが5世紀頃伝来したことなどを学ぶ。博物館って普段学びようもないことを強い印象を持って学べる場所なのだなぁとようやく気づいた。
大名にリッツカールトンが春にできるそうで、ビルの一部はもうできているとのことだったので見に行く。FGNになった旧大名小は昔の福岡Rubyist会議の会場でもあったはずで、あの頃みた裏庭の景色は様変わりしていたけど、芝生で遊んでいる親子もたくさんいて良い場所になっていた。FGNもまだそのときはなかったのかな。その後にDAIMYOエンジニアカレッジで講義をすることになり、今回いま講義を担当している方ともお話しできて嬉しかった。そしてFGNにあるCOTEN RADIOも今はお気に入りのポッドキャストだ。
帰り道でRubyistを空港で見送るという新しいメソッドを発明した角谷さんと空港で乾杯。搭乗口ではjokerさんと偶然遭遇できて、最後まで楽しい時間を満喫できた。
2023-02-25 [長年日記]
_ Ruby30周年イベント
今回はオンライン開催。お祝いムードの中、新旧の技術の話がいろいろ聞けて勉強になる。前日からruby30thタグでtwitterもにぎわっていてみなさんのコメントをたくさん読めている。
前回の25周年のときはパーティという華やかな雰囲気の会で現地でスタッフをしていたが、今回は家で妻と一緒にオープニングトークの角谷さんを応援する、温かい会だった。LTもベテランの方から新鋭の方まで多様で、Rubyをつかう人が増えていてとても嬉しい。matzさんも技術トークをとてもたのしそうに話していた。
私がRubyをつかいはじめたのはこの日記を書き始めた頃なので2003年、もう20年が経っていた。その後、2008年頃からRubyを書くようになり、2010年から仕事にして、そして大学で非常勤で教えて、本を書き、フリーランスになり、会社ができた。Rubyが生活を支えてくれている。なにより世界中へ遊びに行って、たくさんのRubyistと話して、みんなでおいしいものを食べて、たのしい時間を過ごせている。Rubyの仕事をこんなに長く続けられるとは想像してなかったけど、願わくば定年までRubyで仕事ができると良い。そのために自分にできることをやっていこう。