2012-07-13 [長年日記]
_ 2つのMySQL DB のdiffを調べる
作業に必要になったので調べてみた。
mysqldumpでdumpした結果をdiffを取ればできるのでは、
と思ったが、普通にやるとInsert文1行にレコードが多数入ってしまってdiffを見るのが難しい。
そこで、 --skip-extended-insert を付けると、1レコード1 Insert行になる。
ということで、以下でdiffが見れます。
レプリケーション同期しているDBを無停止でdiffとるのはちょっとつらいけど、
簡単にできる方法ということで。
$ mysqldump --skip-comments --skip-extended-insert -u root -p dbName1>dump1.sql
$ mysqldump --skip-comments --skip-extended-insert -u root -p dbName2>dump2.sql
$ diff dump1.sql dump2.sql
2012-07-14 [長年日記]
_ EM高専カンファレンス2発行
EM高専カンファレンスの第2号が発行されて私の手元にも届きました。
全国の配達員のみなさまのところへも続々と届いているようです。
(PDF版は準備中です。公開までお待ちください。)
EM高専カンファレンスの第1号が発行されたのが2011年1月。
第1号は3000部(その後1000部増刷)だったのが今回は8000部と倍増。
フリーペーパーなので部数は広告がどれだけ取れたかによって決まります。
今回は前回以上にたくさんのスポンサーのみなさまから支援いただき、
とてもありがたいことだと思っております。
また、広告獲得の営業活動をしてくれた編集部員のみなさんもありがとうございました。
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さて、発行までの経緯を少し書きたいと思います。
今回の発行は編集長の石川高専の越野先生、副編集長の柏さんからお話をいただいたのがきっかけでした。
第1号の編集長だった私が第2号を出したいと高専カンファレンスin小山や各地で
やるやる詐欺を繰り広げていたステマ活動が身を結んだ瞬間でした。
その後、2012年1月に石川高専へ講義でお邪魔した際に編集部会議キックオフを開催。
執筆もしてくれてた釧路高専の井上先生、
広告担当をお願いすることになるりちゃさん(高専紹介記事の木村さん)、
宣伝サイトを作ってくれたじぐそうさんらも集まって、
なんだか楽しいことが始まりそうな予感に胸がふくらんだ時間でした。
そこで決まったことは、今回の対象読者は今までの高専生やエンジニアに加えて「中学生」にしようということ。
これから高専を選択肢とする中学生や、
そのご両親に読んでもらいたいという気持ちを込めています。
実際に釧路高専では印刷費を負担いただいて中学生向けに配布する1000部を作成したり、
福井高専では学校見学会で配布するそうです。
これは私としては大変うれしいことで、
高専カンファレンスの活動を始めたころから、
高専に恩返しをしたい、そのために中学生へ向けて何か活動をしたいと思っていました。
私自身を思い返すと、高専を知ったのは従兄弟が通っていたからでした。
高専という制度は知名度が低いため、知らない人も多いと思います。
知っていても、名前は聞いたことがある、くらいの人が多いのではないでしょうか。
そんな方々へ、高専を体験している、体験していた執筆者の生の声を添えて、
世の中にフリーペーパーという形で出せたことはとてもうれしいことです。
もし、どこかでみかけましたら手にとっていただければ、
そしてもしも進路を決める中学生に会う機会がありましたら
こういうものもあるよ、と宣伝していただければ幸いです。
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中学生のみなさん、もし興味をもった方はお近くの高専カンファレンスや高専に遊びにきてください。
または、私に連絡くださればお近くの高専関係者を紹介できるかもしれません。
みなさんの進路選びに役立ったなら、それはとてもうれしいことです。
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さて、最後になりますが、発行に際しての謝辞を。
いつも発行までの段取りをつけてくれるマナスリンク野口さん、今回もありがとうございました。
発行できるのはマナスリンクさんあってのことです。
配布協力だけでなく広告取得や個人スポンサー、さらには執筆もしてくださった
元航空高専校長の島田先生、ありがとうございました。裏表紙が締まりました。
全国の国立高専への配布を今回も協力してくれただけでなく、
高専50周年行事でも配布してくださる段取りにしてくれた高専機構の市坪先生、ありがとうございます。
編集長の越野先生、私が訪問した際に校長先生への挨拶や金寺先生への執筆依頼など
つぎつぎと進めていくスピード感はさすがだなと。
表紙絵を描いてくれたゆんゆんさん、表紙絵を見てテンションと血圧あがって作業ができました。
山積みの作業をさらさらと捌いてくれた副編集長のべーたさん、
この1冊はあなたなしでは出なかったと言っても過言ではないでしょう。
ほか、みなさん1人1人にお礼を言いたいのですが、
それは次に会った機会とさせていただいて、みなさまへの謝辞とさせてください。
みなさまありがとうございました!
2012-07-18 [長年日記]
_ たのしい開発 スタートアップRuby 発刊
かれこれ半年ほど出る出る詐欺が続いていた「スタートアップRuby」が
ついにようやく本当に今度こそ刊行される運びとなりました。(^^ゞ
この本はRubyでの開発をスタートアップさせる本です。
「これからRubyを使ってみたい」という方や、
「使ってみたけど良さがよく分からない」という方へ向けて書いた、
いわゆる入門書に分類される本です。
入門書といえば「たのしいRuby」や「初めてのRuby」ほか、たくさんの良書があります。
この本がそれらと大きく違うのは「Rubyの文化」を中心に書いていることです。
「Rubyのブームは一種のルネサンス」(6章より)と言えます。
Rubyはコンピュータではなく、人間に最適化された言語です。
コンピュータに合わせて抑圧されて働くプログラマの時代から、
プログラマ自らが主役になって「たのしい」気持ちを肯定し、
「創意工夫」を存分に発揮する、そんな時代がやってきました。
この時代を生きる1人のプログラマ(著者の1人である櫻井さん)が、
たのしい開発を探し、求め、新しい世界に飛び込み、そこでRubyと出会い、
コミュニティに飛び込み、そして成長していきました。
この本は、その過程で学んだこと、大切だったことを、分かり易く説明する1冊です。
私はRubyの良さはその指針にあると考えています。
Rubyの作者まつもとゆきひろさんはニューオリンズでのRubyConf2011の基調講演で
「多くの開発者をRubyで幸せにしたい。Rubyで世界の幸せをもっと増やしたい。」
と語りました。
Rubyistたちは、まつもとさんのこういった想いを、Rubyの背後にある指針として共有しています。
そんなRubyistたちが作ったRailsをはじめとするたくさんのプロダクトは、
その文化の中で生まれ、育まれています。
文化そのものも成長し、どんどん成熟していくのを感じています。
この世界へ飛び込んで良い仕事をするためには、
この文化を理解して、そして自分もその文化を創る一員になるのが近道です。
この本が、Rubyの世界への門をくぐるみなさんにとってのガイドブックになることを願っています。
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追記:
PDF版も出ました。
2012-07-20 [長年日記]
_ RetinaMacBookPro Mid. 2012
注文から1ヶ月、RetinaMBPが届きました!ヽ(´▽`)ノ
・型番: A1398 (Retina Mid. 2012)
・プロセッサ: 2.3 GHz Intel Core i7
・メモリ: 16 GB 1600 MHz DDR3
・SSD: 256GB
前回MacBookを買ったのは
だからだいたい3年ぶりですね。
今までメモリ総量が4GBで空き容量が数百MBだったのが、
一気に空き容量10GBになって快適。
もうpurgeコマンドなんて要らないぜ!
そして前のMBPもSSDに換装してあったのですが、
128GBの容量をフルフルに使っていたのでソフトウェアアップデートもままならない状態だったのが、
256GBに倍増してスカスカ生活です。
これはいいなぁ。
電脳空間の狭さもストレスになるというのは職業病ですかね。
今回はRetina(=とてもきれいな)ディスプレイに変わったのが大きな変更で、
まだ1日しか使っていないのに既に元のMBPや外付けディスプレイを見るとざらざら感じるという
iPhoneのときに感じたことと同じ現象に遭遇しています。
なので、部屋も模様替えしてディスプレイアームについてた外付けディスプレイを外し、
机が広くなりました。広い机いいなぁ。
新しいMBPにして困ってることは、MagicTrackPadが認識しないこと。
一度BlueToothからデバイスを削除してもダメだし、旧MBPで接続を解除してもダメだった。
もしかすると、BluetoothをONにすると無線LANがぷちぷち切れるのが関係してるのかも。
電波の干渉かなー。
とりあえずBluetoothオフにすると無線LANして様子見中ですが、大丈夫そうな気配。
2012-07-22 [長年日記]
_ ゆめぴりか
私が北海道に住んでいた頃は道産米といえば「きらら」と「ほしのゆめ」でした。
当時はなかった品種の「ななつぼし」を食べたらおいしかったのでtweetしたところ、
hsbtさんから「ゆめぴりかもあるよ!」と教えてもらいました。
一昨年くらいから流通している新しい道産米の品種なのだそうです。
Amazonで探したところ、米沢農園というところが無洗米を扱っていたので購入。
さっそく炊いてみたらなまらうまい!これはすごい!
お米が立っていてしっかりとした食べ応え、ご飯を食べてるなぁという満足感。
北海道は寒くて稲作には不向きな土地でしたが、きららによって栽培できるようになり、
そして改良を重ねてのゆめぴりか。
技術の進歩に胸を熱くしながら食べるとおいしさもひとしおです。
とてもおいしいので、みなさんにお勧めします!
農園から直接お米が買えるのもいいですね。
(今は米沢農園さんは品切れになっているので、別のものを載せてます。)
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2012-07-25 [長年日記]
_ 大学講義前期終了
4月からのRuby講師業、半期終わって前半を折り返しました。
プログラム初挑戦の学生さんが多い中、
Rubyの実行環境をつくって簡単なコードを書いてもらい、
Wikipediaのアクセス数解析を実習でやってみたり、twitterの投稿を取得してみたり。
何はともあれ朝一の講義、無遅刻無欠席で先生の面目を保てたのが何より。(^^ゞ
準備は講義の資料つくりが予想以上に時間がかかって苦労した。
1回の資料を作るのにだいたい8時間を費やしたと思います。
講義は毎週あり、開始前のストックも早々に使い果たしてしまったので、
自転車操業の日々でした。
教科書をうまく使えばいいのだが、なかなか難しい。
「たのしいRuby」を教科書にしたのですが、
プログラムをまったく書いたことない学生さん向けとしてはちょっと難易度が高いことと、
時間的な制約からダイジェストにして、補足を加えると、
結局は自分で資料を作っているという状態に。
(「たのしいRuby」はとても良い本ですよ。ここでのスコープが合わないだけ。)
「プログラムを初めて書く学生」というのは、
私が当初想像していたよりも、よくあるシチュエーションなのかもしれないと今は思っている。
たとえば、「高専低学年の学生で、最初の言語がRubyである」
という状態はカリキュラムとしてアリな選択肢だろう。
そんなわけで、そんなシチュエーションに最適な教科書があっても良いと思うし、
もしあったのならなぜ半年前に教えてくれなかったのだねと逆ギレしたい。w
誰か書いてくれないかなぁと思いつつ、
商業ベースに載せられる見込みを立ててくれる編集者さんがいれば私が書きたい。
書きたいかもしれない。書きたい・・・かな、たぶん。w
スタートアップRubyと講義でだいぶがんばってる感があるので、
まずは後期の残り半年をがんばります。(後期はRailsに突入!)
準備はともかく、講義はとても楽しかったです。
学生さんがどう考えるかは私にとって新鮮な驚きに溢れていたし、
なによりプログラムが動いたときの喜びを思い出させてくれました。
それと、TAとして講義の手伝いだけでなく資料のレビューや
講義のフィードバックまでしてくれた濱崎さん(@hmsk)半年間ありがとう!
すごく助かったし、心強かったです。:)
前期の資料はgithubに全て上げてあります。Rails動作環境のVMイメージも置いてあります。
_ トミール [じまんかっ ( ̄∀ ̄ )]