2012-07-25 [長年日記]
_ 大学講義前期終了
4月からのRuby講師業、半期終わって前半を折り返しました。
プログラム初挑戦の学生さんが多い中、
Rubyの実行環境をつくって簡単なコードを書いてもらい、
Wikipediaのアクセス数解析を実習でやってみたり、twitterの投稿を取得してみたり。
何はともあれ朝一の講義、無遅刻無欠席で先生の面目を保てたのが何より。(^^ゞ
準備は講義の資料つくりが予想以上に時間がかかって苦労した。
1回の資料を作るのにだいたい8時間を費やしたと思います。
講義は毎週あり、開始前のストックも早々に使い果たしてしまったので、
自転車操業の日々でした。
教科書をうまく使えばいいのだが、なかなか難しい。
「たのしいRuby」を教科書にしたのですが、
プログラムをまったく書いたことない学生さん向けとしてはちょっと難易度が高いことと、
時間的な制約からダイジェストにして、補足を加えると、
結局は自分で資料を作っているという状態に。
(「たのしいRuby」はとても良い本ですよ。ここでのスコープが合わないだけ。)
「プログラムを初めて書く学生」というのは、
私が当初想像していたよりも、よくあるシチュエーションなのかもしれないと今は思っている。
たとえば、「高専低学年の学生で、最初の言語がRubyである」
という状態はカリキュラムとしてアリな選択肢だろう。
そんなわけで、そんなシチュエーションに最適な教科書があっても良いと思うし、
もしあったのならなぜ半年前に教えてくれなかったのだねと逆ギレしたい。w
誰か書いてくれないかなぁと思いつつ、
商業ベースに載せられる見込みを立ててくれる編集者さんがいれば私が書きたい。
書きたいかもしれない。書きたい・・・かな、たぶん。w
スタートアップRubyと講義でだいぶがんばってる感があるので、
まずは後期の残り半年をがんばります。(後期はRailsに突入!)
準備はともかく、講義はとても楽しかったです。
学生さんがどう考えるかは私にとって新鮮な驚きに溢れていたし、
なによりプログラムが動いたときの喜びを思い出させてくれました。
それと、TAとして講義の手伝いだけでなく資料のレビューや
講義のフィードバックまでしてくれた濱崎さん(@hmsk)半年間ありがとう!
すごく助かったし、心強かったです。:)
前期の資料はgithubに全て上げてあります。Rails動作環境のVMイメージも置いてあります。