2020-04-11 [長年日記]
_ 新型コロナウィルス COVID-19
そういえばこれは日記だった。あとから読み返すときのために書いておく。
新型コロナウィルス COVID-19が今年の頭から世界でパンデミックした。1月はまだまだ中国の問題という雰囲気。2月に世界に広まり始めて株価が暴落した。3月には感染者が中国の数を上回る国がでてきて、北海道や東京で週末の外出自粛要請があった。ゲームのパンデミックのようにあちこちの離れた都市がアウトブレイクした。今年の夏にある予定だった東京オリンピックが1年延期を決めた。
4月に入ると政府は緊急事態宣言を出す。感染速度を遅らせて医療機関のキャパシティ超えをなんとか防ぐためだ。コロナウィルスは重症化時に人工呼吸器の有無で生存率が5%ほど変化するであろうことが分かってきた。前回の緊急事態宣言は東日本大震災のときの福島原発で、その前は太平洋戦争だそうだ。緊急事態宣言を受けて東京都や福岡県などが平日を含めて外出自粛要請を出す。街は百貨店のほか、飲食店の半分くらいが休業している。残った飲食店がお弁当などテイクアウトサービスをやっていておいしいものが食べられるのは嬉しいのだが、お店がちゃんと存続できるかが危うい。1000円超えの高いお弁当もためらわず買うようにする。
仕事について。世の中でも早い会社は1月からリモート勤務を始めていて、これは先見の明があった。コロナウィルスは潜伏期間が2〜3週間と長く、症状が出ない状態でも感染していくので、やるならこのタイミングから始めるのがベストだった。3月になると私の勤務先も半分くらいの会社でリモートになった。4月の緊急事態宣言が出たあとは都の外出自粛を遵守するためにリモートができない会社さんをお休みすることにして、週1日の仕事がなくなった。3月から新しい仕事を探していたが微妙に間に合わなかった。ほかの仕事で調整しつつ、twitterで呼びかけたところ新しい仕事がもらえそうでとてもありがたい。4月は既存の仕事で調整できたので、5月以降に無仕事日があるかどうかは新しい仕事次第。
世界の価値観が大きく変わっていくのを感じている。東京の価値が落ちて、地方の価値があがっているように感じる。駅のそばに住んでいても今は何も価値がない。そしてリモートワークができない会社はどこまで存続できるのか見通しが分からない。
社会のしわ寄せを食っていると感じるのはやはり弱い立場の人たちだ。飲食店の例だと影響を受ける速度はこんな感じだろう。
早 非正規労働者>正社員>店舗(経営者)>>>不動産所持者 遅
今まで意識しなかった非常時の世の中の構造に気づく日々。ウィルスと経済の両方と戦わなくてはいけない雰囲気だ。(つづく)