2007-08-22 今夏最大電力消費の1日 [長年日記]
_ rubyとsmalltalk
某所でまつもとゆきひろさんと青木淳さんの講演を聞く機会を得た。
が、仕事がかつかつだったので懇親会から参加。
それでもいろいろと心に残る話を聞けた。
■matzさん
・建築と違って、10回やって10回成功というのはソフトウェアでは無理。
失敗を許容できる文化から成功が生まれるのでは。
・C100万行のコードは、
1万行のバーチャルマシンコードと
その上で走る2万行のコードに大抵の場合は書き直すことができる。
速度はCに比べて同じか遅いくらいだが、メンテナンス性は遙かに高い。
■青木さん
・ハードウェアの進化に備えて、バーチャルマシンを作ったのが昔の人のえらいとこ。
・smalltalkの仕事がしたかったので、
その仕事しか自分のところにこないように努力してその環境を作った。
・良いプログラマの条件はコードをたくさん読むこと。
・プログラマはプログラマとして高い地位を得られる仕組みをマネージャーは用意すべき。
と、マネージャー層の人が聞いても面白い話が多かったと思うが、
そーいう人はほとんどいなかったのが残念。
でも、私がすごく元気と指針をもらえたので↑マネジ層な方のことはまぁいいや。(笑)
バーチャルマシンの話が非常に衝撃でした。
速度の心配がいらないテストシステムとかでうまく使えないかな。
あと、コードを読む力はホントに弱いのでなんとかがんばりたいです。
この後、lsのソースを読む会@でりが緊急開催されてましたが、
体調不良で行けずに残念。。。
100万行のCコードとバーチャルマシン+その上のコードで3万行のお話、私も聞いてみたいなぁ。<br>クロス開発でハード直叩きとかもちょっとやってるモノもVMでなんとかいけないかなぁ?!とちょっと妄想を膨らませてみようかな。
>やまさきさん<br>お2方が話していたのはまさにその組み込みでの話で、<br>今の組み込みのハードウェアなら十分なパワーとリソースがあるから、<br>そろそろそれを考えてみてはどうかという話でした。<br>ぜひ妄想してみてください!
なるほど。<br>確か、クラリオンだったかのバス進行状況表示器はJavaで動かしてるんですよねぇ。<br>UI部分とかはVM上で十分いけそうで、実際にそうやってるんでしょうけど、もっと下の所は例えがちょっとアレですが、TOPPERSとかみたいにすみ分けて共存かなぁ。<br>もわもわ。