2009-07-23 [長年日記]
_ [book] Ruby逆引き本3冊の役割
るびきちさんの逆引きハンドブックに続き、
Ruby札幌の逆引きレシピが出て、
古参のレシピブックもあわせて花盛りですね。:)
私はレシピブックでRubyを覚えたので、逆引き本オススメなのですが、
それぞれどんな特徴があるのかを比較してみます。
(あと、オライリーのRubyクックブックがあるのだけど、
買って手元においてるんだけどまだ活躍してない(^^;)ので今日は割愛。)
■レシピブック:
初心者にはこれ。
配列の使い方や、ファイルのコピー、移動、削除、
ディレクトリ中の全ファイルの取得などなど、
例えば日々の自動化作業にはこれ1冊でかなりカバーできます。
例文が多いのと、あわせて説明が大変丁寧な本です。
■逆引きレシピ:
Ruby札幌のみなさんが日々の仕事で使ったのであろう経験を惜しみなくまとめた1冊。
お仕事でRubyを使う人やいろいろ自動化したい人は絶対もっているべき。
デバッガの説明が15ページに渡り詳細に書いてあったり、
Rake/CruiseControl.rb の話題や、
RubyからCの関数を呼び出す、JRubyからJavaの関数を呼び出す、などなど。
だけどレシピブックに書いてあるようなとこは外してあるので、
これを読んでRubyを始めるのはたぶん無理。
あと、最後のレシピが「勉強会に参加する」なのがさすがRuby札幌。:)
■逆引きハンドブック:
Rubyの高みを目指して登ることができそうな1冊。
Rubyをより深く理解できる。
1.9の情報も充実してて素晴らしい。
レシピブックの内容もほぼカバーしてると思うのだけど、
レシピブックに比べて例文と説明が少ない(その分、広範囲)ので、
初めての人にはやっぱりレシピブックがオススメ。
■総評
ってことで、私のお薦めを簡単にまとめると
初心者:レシピブック(私は今でもRubyを始めるにはこの1冊がいいと思う)
仕事で使えるノウハウを得たい人:逆引きレシピ
Rubyをもっと使いこなしたい人:逆引きハンドブック
です。この手の本は、手元にあると調べる時間を劇的に減らせるので、
色の違うこれらの本全部持ってた方が便利ですね。
と、まわしもの発言で締めたいと思います。(笑)
あと、Winな人はRuby on Windowsもオススメ。Excelの叩き方とか便利です。
そこまでいくと256倍本邪道編も欲しくなるという連鎖に。(^^)