2009-08-30 [長年日記]
_ [kosenconf] 高専カンファレンスin東北へ行ってきた
全国7回目の高専カンファレンスが福島高専でありました。
入り口にはインフルエンザ対策の消毒液とマスクが。
スタッフのみなさんおつかれさまです。
今回の発表者は若い方が多くて、(現役2人、大学生3人)
OBや先生の発表にまじって遜色ない、興味深いプレゼンをすることに驚きました。
発表の感想をメモから発掘。
資料もそのうちwikiにあがると思うので興味あるものあればぜひ読んでみてください。
■水耕栽培による屋上緑化と、その新展開 - 鴨下先生
屋上緑化の研究だけでなく、実践、そしてビジョンまで。
水耕栽培なら従来の1/10程度の軽いものが作れるので屋上を痛めることなく緑化できる。
野菜を田舎で育てて、都会へ(茎とか根とか全部)運んで売るというビジョンの提案は素晴らしい。
実際に栽培したトマトが参加者に振る舞われました。豊作!おいしかったです。:)
■shtaxxxさん
ハードウェアも自作してみようよ!簡単だよ!との提案。
波形シミュレータなら無料のものがあるとのこと。
懇親会で最近のCPUアーキテクチャのことを教えてもらって、
この話も面白かったです。:)
次回はそのネタを聞きたいなぁ。
■Alembertさん
未踏ユーススーパークリエータの登壇。
Webで情報をどうやって集めるかという話。
21歳なのに現役生に向かって○○がいいよ!
と聞き手を意識したプレゼンになってる。
今は学生をしながらWeb業界で働いてるとのことで、今後の活躍が楽しみ。
■xmmmさん
かな漢字変換システムの話。
文節の区切りでどうやって最適解を得るか、そのアルゴリズムについて。
知らない分野だったので全てが新鮮だった。
アルゴリズムでがんばる部分とデータでがんばる部分と。
会場アンケートで聞いた3人が全員「ATOKがいい」と答えてたのも興味深い。
■istukiさん
現役生。しかも福井から遠征。すごい行動力だ。
情報をやりたくて入学したけど、
電子の分野が多くて大変、どうしよう、よし、好きになろう!
という若者らしいすがすがしいプレゼン。
ハードウェアを介して現実とネットをつなぐ構想は
ぜひいろいろ遊んで欲しいなぁと。
AVRベースのCPUボード、私も欲しくなった。
■コルンさん
高専プロコンの練習場を作って公開し、
ユーザーに実際に使ってもらっているサイトの紹介。
練習場をも作るほどに高専プロコン文化は成熟してるのだなぁと。
空き時間でささっと作ったとのことですが、
必要十分にできているのが素晴らしい。
■LT
今回もドラ娘を現地の方にやっていただけたのは大きな功績である。:)
june29さんは恋愛行動の今昔。毎回斬新な切り口で攻めてくるな。すごいな。
okayan08さんは寮生活のお話で、これは高専カンファレンスではお馴染みのテーマだけど、
どの高専にも寮の色があるようでちょっとずつ違うのが面白い。
shiget84さんは専攻科(大学3,4年相当を高専で学べる)を選ぶメリットを金銭面、研究面から考察。
kawatasoさんはデジカメのHDRを基礎から分かりやすく5分でさらりと説明。さすが。
おびなたさんは高専生カンファレンス関係者の一眼レフカメラ所持率の高さを考察、
これは有意な情報なのか、それともただの母集団の偏りなのか。(笑)
■その他
工業高校の3年生が参加してくださいました!高専外の方に参加してもらえるのはうれしい!
福島高専は緑が多くて居心地よさそう。中庭もいいかんじだった。
参加者は30人強くらい、高専開催なので現役生が1/4くらいと多かった。
運営がびしっ!と要所要所押さえてて素晴らしかった。
インフルエンザで難しい時期でしたが開催できたのはスタッフのみなさんのおかげです。
運営のみなさん、参加者のみなさんどうもありがとう。
いろいろと学べて楽しい1日でした。:)
■続き
さて、usteram中継はLT終了時で終わっていたのですが、
本当の高専カンファレンスはそこからがスタートだったのです。
部屋を移動した我々を待っていたのは・・・。
<感想 第2部へ続く>