2010-01-30 [長年日記]
_ [kosenconf] 高専カンファレンスin八戸
本州最北限記録を更新して青森県は八戸高専へ行ってきました。
大宮から新幹線はやてで3時間、近い!
今回は参加者が25人ほどとアットホームな雰囲気。いいね!
初参加の人が半分くらい、現役生が7人くらいと地元から参加してくれて楽しい会になりました。
発表でも「ループ音楽について」、「お金とエネルギー政策をつなぐ」、「面白いゲームを作る方法」と
現役生から多様性にとんだ内容の話が。
驚いたのは、みなとてもプレゼンがうまい。
技巧的な面ではなくて、
「伝えたい」というプレゼンの根本にある目的にたいへん真摯だと感じました。
音楽についてはとっつきにくく1人よがりになりがちな話題を
実際の例を加えて聴衆に体験してもらいながら時に俯瞰し時に詳細に説明。
「お金とエネルギー政策をつなぐ」は反原発活動を実際に行っている
現役学生さんがなぜ反対するのかを経済、
特に地域通貨のマイナス利子の話を引用しての提言。
自分が主張したいことを他の人が分かる言葉で話すには
どうすればいいのかをよく考えているなぁと感心する内容。
「面白いゲームを作る方法」は実際に自分のゲームコンテストの入賞経験から導いた
ノウハウをゲームを作ったことない(と想定される)参加者に
イラストを添えて分かり易く説明。
本編以外でもイラストのかわいさにustream中継を見ていた人たちから大絶賛の声が。
今回は一般発表が他に釧路高専出身のjune29さんと、
秋田高専出身のmitakuさんということで、
北国をホームとするみなさんが八戸でいきいきと話す、そんないい感じの会でした。
実行委員長のMagistolさんに私の発表中に
「なぜ高専カンファレンスをやりたくなったの?」とふってみたら
「東京開催に参加したときに、地方ではこういう面白いものがないと。
じゃあ地元でやってみようと。」
とすごい答えが淀みなく返ってきたため、
その後の自分の意見を言うハードルが高くなりました。(笑)
むちゃぶりだったのにありがとう。
懇親会では八戸高専の先生と今後の開催で使える示唆にとんだ話を
いろいろ聞けて議論できて満喫。
その後、街の喫茶店「みな実」で雪を見ながら温かい珈琲を飲んで、
このお店が温かくてなんだかとてもいい雰囲気で、
八戸の街が好きになりました。
mitaku さんと magistol さんに
「現役学生で高い交通費払って東京の高専カンファレンスに参加してよかった?」
と聞いたら
「元はとれましたよ!」
と言ってくれて、開催する意義はあったんだなとうれしくなりました。
私も優秀な若いエンジニアのみなさんと仲間になれてとても楽しいです。 :)