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いがいが日記


2014-05-04 [長年日記]

_ Railsがつかえるクラウド開発環境Nitrous.IO

Railsを初めてみたい、という方がつまづくポイントのうち最大の要因と言ってもいい環境構築。それを解決する画期的な方法になる可能性を持ったNitrous.IO を紹介します。試用したところ、すごくよくできています。無料でも使えるのでRails試してみたい方や、教育で使いたい方にお勧め。

会員登録をするとIDE画面が開きます。下段のshellで rails new すればrailsアプリが作られて、あとはいつものRailsアプリ開発と同じようにshellからrails generate もできるし、普通のコンソールとして使えます。左側のツリーからはファイルを開いて編集できます。

nitrous.io.1

Railsサーバへアクセスする場合は、いつも通り rails server コマンドで起動して、上部メニューのpreviewからポートを選ぶと、別タブからrails serverへ接続できます。ここがよくできていて、自動でpublicなURLを振ってあって、開発しているブラウザだけなく、iPhoneなど他の端末からもアクセスできます。(逆に言うと勝手に公開されるので注意は必要。でも便利。)

とてもよくできていて、Ruby 2.1.1、Rails4.1.0で新しいし、shellはキーボードショートカットもよく実装されているし、gitもgithubも使えるし、Collab Mode で複数人で同時にコード編集できるみたいだし、素晴らしいです。ブラウザが使えればどこからでもRails開発できるので、教育や学習で使うにはとてもいいのではないでしょうか。(RailsGirlsアプリチュートリアルのアプリで動作確認しましたが、問題なく動きました。ファイルアップロードもできました。) Rails寺子屋でも使ってみて、ノウハウを貯めていこうと思います。

料金は無料でも1BOXが自由に使えます。workspaceというフォルダの下にrailsアプリを配置していくのですが、複数のrailsアプリを配置することもできました。rails s のポートを変えて2つのアプリを起動もできました。無料だとしばらくほっておくとBOXが自動停止しますが、管理画面から起動させればOKです。起動時にN2O(Nitrous.IOの中の通貨)を使うかと思ったけど不要でした。課金すると自動停止しなくなったり、カスタムドメインを使えるようになります。教育用途であれば無料の範囲でことたりそうです。(ちなみにNitrous.IOはRailsだけなく、node.jsやPHPの環境もあるそうです)

知ったきっかけは、RubyConf台湾で「WindowsでRails環境作るのつらいよね・・・」という話をしていたところ、RailsGirls大阪のオーガナイザーのつじたさんにNitrous.IOを教えてもらした。その後RailsGirls台湾のコーチのみなさんに使い方を教えてもらいました。ありがとうございました!

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
_ まちゅ (2014-05-04 11:49)

IDEメニューのpreview→Set Passwordからパスワード認証を設定できます。「勝手に公開」を防ぐことができてさらに便利です。

_ いが (2014-05-04 12:39)

便利情報!ありがとうございます!!>まちゅさん


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