2006-01-04 [長年日記]
_ 「うんだら」?
実家でのんびりしてきました。
さて、祖母との会話でこんなフレーズがありました。
「柿がうんだらになっちゃって、鳥がつついてるよ。」
表記の「うんだら」という言葉が出てきました。
「柿が落ちそうなほど熟していて、やわらかくなっている状態」を指します。
私は聞き慣れているのでそのまま聞き流しそうになったのですが、
考えてみればあまり聞かない言葉です。
しかし冷静に考えてみれば「熟んだ」に加えて、
「わたしもうかなりやわらかいんです〜。とろけてる〜。うにゃ〜。」
とアピールせんばかりの擬態語「だら」が加わった秀逸な言葉ではないかと。
知らない人がふいに聞いてもきっと意味をとれるんじゃないでしょうか。
これは柿にしか使えません。
「いいえ、うんだら夏みかんですよ。」
とかはいけません。
「うんだら檸檬を今日も置こう」
なんてもってのほかです。
ちょっとぐぐってみたら、群馬弁なんだそうですね。
三河でも使うらしいです。
あなたの地方ではそんな柿のことをなんて呼びますか?
三重県北部山間部では「じゅくじゅく」とか「じゅぐじゅぐ」とかいうかな。もっと外国語みたいな言葉もあったりして(^^)。<br>でも「うんだら」もニュアンスはわかるな。
私の故郷、北海道では柿は自生しないので(たぶん嘘)、特に柿だけを形容する方言はなかったかと思います。<br>が、それだけではなんなので。<br>北海道弁で「腐る」ことを「あめる」といいます。<br>それこそじゅくじゅくというかぐじゅぐじゅになっている状態の果物はもちろんのこと、ジャンルを問わず腐っているもの一般に適用可能です。
ほほー、知りませんでした。<br>「柿が ぐじゅぐじゅに なってるね」とは言いますけどね。<br>高崎の実家近辺に柿の木がなかったからかしら。メモメモ φ(. . )<br><br>#さいしょ「うんだら」→「産んだら」に勝手に頭の中で変換されてしまいました。<br>#頭の中の辞書および予測変換辞書が壊れているようです。<br>#えいとっくかもーん!!
おお、みなさん情報ありがとです!<br>「あめる」は知らなかったなぁ。<br>北海道弁は時々すごい言葉(自分にとって)でてきて面食らいます。<br>前回は「うるかす」(ご飯茶碗を水につけてふやかすくらいの意味)<br>にびっくりしたけど、知ったのは5年以上住んでからだったなぁ。