2006-05-08 [長年日記]
_ 日経エレクトロニクス2006-4-24
第一特集は他品種多量生産に関して。
ソフトウェア開発に関する話が多くておもしろかったです。
ソフトウェアの再利用は、技術者個人対象のものがほとんど。
効果でいけば、企業、世界単位での再利用の方が効率的。
再利用するためには5年後の製品戦略を見据え、共通化すべきコア技術を定めなくてはならない。
各製品ごとに見てみれば、
再利用せずにそれ専用のソフトを開発したほうが柔軟に作れるし速度も早いと思う。
ただ、やっぱり共通の機能はあるわけだし、
そこを見極めて切り出していかに末永く使うかがポイントか。
企業レベルでの再利用を、私のような1エンジニアの立場からは
どうやって進めればいいかというのが課題ですね。
少しずつでも工夫して楽したいです。(^^ゞ
この手の記事にはありがちのアジアへの外注(オフショア)の話もありましたが、
中国での常識と日本の常識が随分違うなぁというのがへぇでした。
(例えば、中国では業務として規定されてなければ、同僚の手伝いはしないそうです。
なぜなら、その同僚のメンツを潰すことになるから。)
また「世界で各国向けの分散開発をすると、LSIなども別々のものを使ってしまい、
開発速度が落ちる」というのもなるほどなー、と。
感想には書ききれないので、ソフトウェアエンジニアの方は一読をオススメします。
いろんな視点から書かれていて面白いです。