2007-01-29 [長年日記]
_ EdwardYourdon講演会
某所にてデスマーチ著者ヨードンさんの講演を聞きました。
この本はデスマーチ、
つまり疲弊するほど非人間的なスケジュールでの開発について考察しています。
しかも前書きで
「デスマーチプロジェクトは特別ではなく、常態化している」
とショッキングな書き出し。
では避けられないのであれば、どうやってこれを対処するかが書かれています。
今日の話で印象的だったのは
100,000FP(1FP=100CodeLine@C++)のプロジェクトでの成功率は約15%で、
65%のプロジェクトが完成せずにキャンセルされているという他の本からのデータ引用。
巨大プロジェクトの難しさを物語ります。
一方でこちらはうまく行っているOSSに言及。
どちらも多数の人間が関わっているのでコミュニケーションコストはかかるはず。
「デハ、ソコデ何ガ違ウ?本質ハ何アルカ?」(c)ぬ日記
と懇親会で聞いてみたところ、
本質はまだ分からない、
だが、企業の大プロジェクトは組織が多層化しているのが問題で、
OSSの場合はフラットな組織が関係するのでは、と言っていました。
興味深い話がたくさん聞けて楽しい1日でした。
#英語力のなさに凹むのももはや常態化しているが。(^^;)
サインももらっちゃった!
明日もJaSSTでヨードンさんの講演を引き続き聞きます。(^^ゞ
4822282716
デスマーチ書評(2006年11月12日の日記)