2008-05-05 [長年日記]
_ [book] 指先からソーダ
朝日be土曜版に連載されていた山崎ナオコーラさんのエッセイ。
連載時、この人は若いのに描写が鋭くて瑞々しい文を書くなぁ、
と感心をしたのですが、
本を買ってみたら私と1つしか違いませんでした。
私は文を書くときに、「描写はこうしよう」という手法を持ってるのですが、
#手法というほど大したことじゃないな。私なりの書き方、くらいで。
この人の描写はその方法ととてもよく似ていて、#プロの方に対してなんと失礼な。(笑)
読んでいるとこの描写いいなぁと思うことしきりでした。
その辺も年令が近いのが一因なのかも。
この本のエッセイたちを読むと、読者への想いが綴られていたりする。
何かを感じながら読んで欲しいという想いが。
たぶん、それが私の描写の手法を一言で言い表した言葉で、
山崎さんの文を読んで私が心地よく感じるのは、
そんな山崎さんの用意した舞台の上で爽快に踊らされるのが好きだからなんだろう。
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