2014-04-13 [長年日記]
_ 書評:教養としてのプログラミング講座
大学で講義をしていたときに、Rubyの文法はこちらの予想以上に理解してくれた。それでも、プログラム的な思考は難しいもので、なかなかうまく説明して伝えるのが難しかった。
「プログラムを書くときに、どうやって考えればいいんだろう?」
「プログラムを読んで理解はできるが、自分で考えて書くのは難しい」
「そもそもプログラムって何?」
そんな問題に答えてくれるのがこの本。プログラミングとは何か、プログラマはどうやって思考するのかといった話題について、分かり易い例をたくさん出して説明しています。コンピュータを使わない、日常生活の中のプログラムの例がたくさん書かれています。(コンピュータ用語でいうと、パイプライン、バッファリングなどなど)
プログラムはアルバイトのレジ接客マニュアルみたいなもの、っていう例えはすごく分かり易いなと思いました。お勧めの一冊です。プログラマの人にも、「あ、日常のこれは確かにプログラムだ」みたいな発見があると思います。
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