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いがいが日記


2014-04-07 [長年日記]

_ 「愛…しりそめし頃に…」

前から「トキワ荘」に興味があった。漫画界を作った巨匠たちが若かりし頃に同じアパートに集って、どうやって作品を作って生活していたのか。藤子不二雄A先生の「愛…しりそめし頃に…」は自身の経験からそれを描いた作品。

これが素晴らしく良い作品。(巨匠の作品に向かってたいそうな上から目線ですが・・・)先輩であり業界の第1人者の手塚治虫、同じトキワ荘で一緒に生活をする石ノ森章太郎、赤塚不二夫ら。神である手塚治虫さんが缶詰になっているところで手塚の仕事の仕上げを手伝ったり、トキワ荘の中でお互いに励ましたり、仕上げを手伝ったり、合作をしたり。そうした営みがプログラマの世界と重なるようで、元気づけられるというか、がんばろうという気持ちをもらえる。好きなことを仕事をして、生活の全てがそれに関係し、実力で評価されるというのもプログラマと似ている。

作中で若き巨匠たちはがむしゃらに仕事をする。尋常ではない量の仕事をしている。生活の中でプログラムを書き続ける私たちにとって、共感できるところは多いと思う。(とてもとてもあそこまでの徹夜は私にはできないが)そして手塚や先輩、編集者にご飯や映画に連れっていってもらったり人生相談に乗ってもらうところも。

私は手塚治虫にmatzさんを、トキワ荘の仲間はRubyコミュニティの人たちを重ねて読みました。kindleで1巻は無料で読めるのでお勧めです!(この営業戦略にしっかりとはまってしまっている)

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