2004-09-10 [長年日記]
_ 半導体による紫外域量子もつれ光子の生成
Generation of ultraviolet entangled photons in a semiconductor
Keiichi Edamatsu, Goro Oohata, Ryosuke Shimizu & Tadashi Itoh
半導体で量子暗号などに用いるエンタングルド光子の生成に成功したってニュースが一昨日あたりの新聞に載ってましたが、
これネイチャー掲載だったのですね。
ネイチャー読みたいけど高いです。
会社でオンライン版登録してくれないかなぁ。(^^ゞ
Feature of the Weekってコーナーで
「稲妻の研究:電光をつかまえる」
ってのがありますよ。
おもしろげ!読んでみたい!
_ 光の入射・反射・屈折のずれを予想
産業技術総合研究所のプレスリリースは「光の入射位置からわずかにずれた場所から反射光、屈折光が出てくる」光のホール効果理論を提唱。(asahi.com記事)このずれは光の偏光(スピン)によるもので、ずれ幅は波長の数分の1。光の波長は可視光でおよそ400〜800nmだから、現在の微細化高技術(数十nm)を考えれば光を用いた微小素子(光コンピュータとか?)を作製する場合には影響を与える大きさ。またこの効果をフォトニック結晶などを利用し大きく増大させる可能性にも触れて、光通信デバイスへの応用も。ただし、プレスリリースによればまだ実験でこの現象を確認するには至っていない模様。でも、断言はできないけど怪しいデータくらいはありそうな書き方だった。今後の実験結果を待ちたい。そして1つ質問。光の偏向面とスピンってなんで関係あるの???あと、asahi.comの記事を最初読んだときは実験結果で示したと思ったんだけど、どうも違うみたい。これ命名がすごくうまいと思う。そしてかなり重大な理論提唱だと思います。論文初出はPRLだそうです。
「ポプラ並木が倒れた日」これすごいね。<br>こういうカメラがあってもおかしくないと思ったけどあったんだ。
ええ、ちなみにその研究室にはim○shさんが所属しています。(笑)