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いがいが日記


2007-04-08 晴れ、幼少時に遊んだ場所で満開の桜を愛でる [長年日記]

_ 私の色、あなたの色

視覚に関する興味深い話を綴るRadiumSoftwareさんのページより。

#このページのデザイン、すごく好き。明朝体が映えるページって希少。

2種類の緑色を見分けられる女性のお話です。

人間が持っている錐体細胞は赤、緑、青の3種類な人が大多数ですが、

いわゆる色弱と診断される人はこのうちのどれかが弱い状態。

#ちなみに色弱が男性に圧倒的に多いのは、

#錐体遺伝子がX染色体にあるからで、

#女性がX染色体2つ持っているのに対して男性は1つしか持っていないのが原因なんですね。

ところが何かの原因で第4の錐体を持っている人にとっては、

他の人が同一視している色が見分けられるわけです。

すると、いいことばかりでもなくて、

他の人が同じだと再現した色を同じ色として感じられない。

自分の言っていることが理解してもらえない。

絶対音感を持っている人がいるように、音感も人それぞれ。

色覚に関しても人それぞれなことがあることを心にとめて置きたいものです。

でも、2人で見た風景が、もし、違うように見えていたとしても、

2人で共感できないわけでも、共有できないわけでもないでしょう。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]
_ あると (2007-04-09 09:53)

ふたつのみどり、興味深い話ですね。印刷物や映像で、基本色を混色して色を作り出すという過程で、みんなに共通に通用するトリックというのが、このタイプの人たちには通用しない、というわけなのですね。当たり前だと思われている前提条件の部分からして異なっているとなると、その感覚を持たない多くの人には想像するのが難しいでしょうね。苦労しそうだなぁ、と思いました。<br><br>これとはちょっと違うとは思いますが、右目と左目で見える色って少し違いますよね? 白い壁をぼーっと眺めていた時に気がついたのですが、片方は赤味を強く感じ、片方は青味を強く感じるようで、片目ずつだと白壁の色がすこーしずつ違うのです。これって、みんなに共通のことなのかしら?

_ たーさま (2007-04-09 21:25)

ご無沙汰しております。<br>上記のお話、興味深く拝見しました。<br>色の認識に関して、話は上記とそれますが虹の色を私達は7色で認識しますが(文化的に)、とある民族では3つでしか認識しないという話をだいぶ前に聴いたことがあります。<br>色の分け方の概念がわれわれと違うようですね。<br>このあたりの詳細はお話しすると長くなるのでご興味があればまたお会いしたときにでもお話しましょう。

_ いが (2007-04-10 22:12)

>あるとさん<br>>「基本色を混色して色を作り出すという過程で、みんなに共通に通用するトリックというのが、このタイプの人たちには通用しない」<br>おそらく、「ゴールが違うので、私たちが満足しているレベルでは満足できない人たちがいる」といった感じなのでしょう。<br>音感が悪い人と良い人とで聴いて満足する音楽のレベルが異なるように。<br><br>右目と左目での違いは私は感じないですね。<br>というか、片目がすごく弱いので、そちらだけで物を見ようとしてもよく見えないのです。<br>あるとさんは左右で各錐体の分布が違うのかもしれませんね。<br><br>>たーさまさん<br>色の概念の話も興味深いですよね。<br>写真やディスプレイの技術者さんの話で、<br>私たちが記憶している色と実際の色は違うので、<br>#また、その隔たりが色により違うので<br>その辺はチューニング(味付け)の腕のみせどころだと聞きました。


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