2007-07-08 曇り、明け方に目を覚ましたら半月がきれいだった。 [長年日記]
_ [book] フラット化する世界
ひぐまさんから借りて読了。
アメリカのジャーナリスト、フリードマンさんのノンフィクション。
世界の経済構造が劇的に変わっている今、
取材に基づいて何が起きているのかを綴っています。
アメリカの簡単な仕事はどんどん海外へ流出している。
仕事の消失という負の面。
一方で世界的な格差の是正、途上国での賃金上昇という光の面。
その陰にある途上国内での格差の増大。
世の中はどんどん複雑になっていって、その流れは巻き戻せません。
世論としてよくある「けしからん」ではなくて、
では、どうすべきか?を書いた1冊です。
#それでも、難しいことには変わりないのだが。
上下巻で長いかなー、と思ったんですが、下巻の方が面白くて加速しました。
教育論がオススメです。
日本でも
「いい大学へ入って、いい会社へ就職」
というひどく簡単な指針が壊れた現代、
私たちはどういう教育を子どもたちにすべきなんでしょうね。
私はITの仕事がら興味を持って読みましたが、
(例えば昨日の日記に書き込みしてくれたうっちーさんのように)
世界を舞台に活躍している友人も多いので身近な話題としてこの本を読めました。
_ チップ
日記を書く時間があまりないので最近は1日1話題にしているのですが、
今日はちょうど今気付いたことがあったのでもう1つ。
頻繁にネットで買い物をするので宅配便の方にはお世話になってます。
いつもうちの担当をしてくれている感じのいい方がいらっしゃいます。
その方に届けてもらうと気持ちよくその日が過ごせます。
そーいう方にインセンティブをあげられる仕組みがあるといいですよね。
その人にならちょっと高いお金を払ってもいいなと。
んで、そのお金は会社に知られない方がいいと思うのです。
会社がその金額で評価するようになると、
それがプレッシャーになってしまうような気がするのです。
と、ここまで考えて気がついたのですが、
これってチップの仕組みですよね。
チップ、払うときは面倒くさいなと思うのですが、
なかなかいい仕組みなんだなぁと気付いたできごとでした。
残念ながら私はあまり実践してないのですが、
一つ上のお礼の言葉でこちらの気持ちを伝えるのが日本ではいいのかもしれません。