2009-04-07 [長年日記]
_ [book] プロダクティブプログラマ - プログラマのための生産性向上術
プログラマ個人の生産性を上げるにはどうすればいいのか?
この命題に技法と思想の両面から答える一冊。
Ruby札幌の島田さんが監訳、私もレビュアとしてお手伝いさせてもらいました。
生産性をあげることにより、
高まった生産力を活かしてさらに加速することができる。
しかもその恩恵を一生涯に渡って受けることができる。
これは私たちがプログラムを作り未来を創るお手伝いをしてくれる本です。
目次を見て頂ければ分かる通り、
マクロや正規表現の話からエディタの使い方、
さらには静的解析の方法にTDD、DSL、メタプログラミングと
ありとあらゆる分野に渡るノウハウを蓄積した、
おそらく世界一ノウハウ密度が高い1冊。
新人の頃、隣の席の先輩エンジニアが使っている
魔法にしか見えない技のからくりを聞くような、
そんな情報がつまっている本です。
そばに先輩もあまりいない学生さんやエンジニアさんはもちろん、
既に技術に明るい方にも必ず何か新しい発見があるのでは。
監訳の島田さんはRuby札幌を立ち上げ、運営するだけではなくて、
その活動の中でいろんな新しい技術を分かりやすく紹介しています。
そんな島田さんがついカッとなって想定外の量のノウハウを日本中に届けるために
レビュアの角谷さんと力を合わせて醸造させた、
この本はそんな一冊なんだと思います。:)
さらに自重せず札幌ジュンク堂でのトークセッションも4/25(土)に開催が決定!
私も遊びに行こうと思います。
島田さんの発表をじっくり生で聞くのは初めてなので楽しみです!