2006-12-21 曇り、久々にランチを外で食べる。 [長年日記]
_ CCPM
某所で「マネジメント改革の工程表」著者の岸良さんの講演をききました。
元気と魅力溢れる方で、
最初の数分で既にひきこまれてしまいました。
後半になるにつれ真剣で具体的な話になり、
熱く語る岸良さんの話は本当にできる気にならせてくれました。
現場だけでなく、マネージメントの立場にも立った方の話なので非常に参考になります。
CCPMについてはまだよく分からないのですが、
講演で感じたこと、いいなと思ったことを書き出します。
「大企業病は各部署に責任を持たせることによる部分最適化が原因。
全体最適を追えない。」
「手段と目的をはき違えていく。」
(○日までに□を作る・・・は目的ではなく手段。
目的は作ることではなく、お客さんに喜んでもらう、
利益を上げるなど。)
「目標が高いと助けたくなる、みんなが助けてくれる。」
「スケジュールのバッファはみんなで共有する。」
特に手段と目的をはき違えていく、ってのは分かっていたつもりでしたが、
考えてみるとはき違えていることも多々あるなぁと自省。
時々自分でチェックした方がいいな。
あとは、バッファ部分は余裕があれば休暇をとりたいが、
ぎりぎりまでがんばって品質を上げた方が良いのかという疑問が浮かぶ。
#時間があればあるだけつぎ込みたくもなるのだ。
これは予めゴール品質を明確にすることで解決できるかもしれない。
リスクにより50%、90%、99%の確立で完成する日というように確率になるはずだが、
締め切りは1日で決められてしまう。
バッファはそれを理想に近づける1つの、なかなか良い方法かもしれない。
ということで、非常に有用で楽しい講演でした。
でも、実はうちのプロジェクトは話していたことをほとんどできている気がします。
スケジュールバッファの共有は、
粒度があるていど細かいタスクをプロジェクトに割り当てることで、
早く終わった場合は優先度の高いものから先取りするという習慣が確立されてます。
これって実は素晴らしいことなんですね。
難しいのは、ライブラリ製作なんで手段と目的をはき違え易くなること。
アプリから要求がきて、それをこなすというパターンなので、
その向こうにいるお客さんの存在を忘れないようにしなければ。
ccpmをみて、コンカレントcp/m等とは絶対思いませんから...orz
>提督<br>そんなOSがあったんですか!<br>この日記の読者さんはみんなフェチ、、、じゃなくて博識だなぁ。(^^)<br>http://ja.wikipedia.org/wiki/CP/M-86