2006-12-28 快晴、洗濯日和 [長年日記]
_ [book] オープンソースマガジン最終号
2006年はCマガジン、UnixMagazine(季刊化)、月刊ASCII(リニューアル)と
コンピュータ雑誌の休刊が相次いだ1年。
オープンソースマガジンも休刊してしまいました。
前身のUNIX USER はなぜか私の所属する物理系の研究室でも定期購読されていた。
#当時はBSDを使って研究室LANを構築していたUNIXユーザーな方々が何人かいた。
#今思えばすごいことだ。
最終号はライセンスの特集。
ライセンスはこの業界では非常に重要な概念であるのに、
難解なこともあってなかなか良い入門書が無い。
今回の記事は入門、整理としてはかなり良い記事だと思う。
ライセンスの変遷やGPLv3の策定の話を読んでいると、
プログラマたちが商業主義の著作権者たちに負けないように
自分たちで自分たちの文化を守る気概が感じられる。
Winny判決のようにあいまいな線引きで技術者の権利を制限されることも起きている現在、
技術者の作る文化がどのように育っていくのか興味津々だ。
_ The Algorithmic Beauty Of Plants
上述のOSMで「The Algorithmic Beauty Of Plants」という
植物をCGで描くときのアルゴリズムに関する本が載っていました。
なかなか面白そうなので買おうと思ったのですが、
日本で手に入れるには1万円近くするので「むーん」。
しかし!探したら著者さんがPDFで公開していました。GoodJobだ!
上記リンクから「The Algorithmic Beauty Of Plants」
で検索してみてください。
まだぱらぱらとしか眺めてないのですが、
図や描いた絵も多いのでそれだけでもほうほうと楽しいです。
年末年始でもうちょっと眺めてみようと思います。
#実家はネット環境がないので読みたい各種PDFをDLしてお持ち帰り。