2007-12-28 [長年日記]
_ 集合知
私の日記では非常に珍しいことですが、
今日は自分の考えと妄想をつれづれと書いてみます。
先日の「果樹園式情報収集法」にフィードバックをもらって議論しました。
これは、「情報は発信したところに集まる」
ので発信者が得になるというお話でした。
では、それを読む側、評価する側はどうだろう?
情報の評価が上がると、Googleの仕組みなどによって、
価値のある情報が浮かびあがる。
価値のある情報が容易に入手できれば、
全体が効率良く知識を身につけられるようになる。
つまり評価するという行動も価値を付加することになります。
みんなの発信+みんなの評価というセットで
今のネット上の集合知が形成されていくわけですね。
発信者と評価者が増えれば、集合知の価値があがっていく。
世界中の人たちで叡智、脳を共有するような。
太古から人間はそうやってきたのでしょうが、
それが昔は口伝えしかできなくて、
それが紙によって時間と距離と空間の制限を外して、
ネットで時間と距離と空間の量的制限を劇的に緩和したと。
Googleの登場は1998年。
ページランクの仕組みは新しい集合知の礎になりました。
del.icio.usの登場が2003年。
より簡単に評価結果をまとめあげる仕組みが生まれました。
はてなスターも評価をより効果的に行う仕組みですよね。
ほんの10年で人類の知の新しい形ができたと思うと、
人間もなかなかやるなぁと思ったのです。