2008-08-30 [長年日記]
_ LLFuture
今年は中野ZEROで1000人規模のイベント。
ラリーウォールの基調講演開始時には既に大入り満員といった感じでした。
感想、後半少ないのは体力切れです。(^^;)
■基調講演:Larry Wall
Perl5とかPerl6を P5,P6って書くのね。
発音は「ぷぉふぁいぶ」に聞こえる。profile?と最初思った。
英語は非常に簡易に話してくれたけど、
つかめたのは半分くらいかなー。
日本語の単語も交えて話してくれました。
内容は正規表現の話がメイン。P5->P6の変更を説明。
途中でプレゼンのデザインが崩れてたときに
"my TAKAHSHI's broken."的なことを言ったと思うのだけど、
高橋メソッドプレゼン資料のことをTAKAHASHIっていうのかな。
すごいな。
■パネルセッション:LLで未来を発明する
・100年後の言語は?
100年前→歯車を組み合わせたような計算機が小型化されたころ。
Lamda式は1930年代の論文にあって、電子計算機より歴史が古い。
車の運転みたいに簡単な教習を受けたら誰でも安全に使えるようになってるのでは。
+とか-とか、当たり前になった数学記号は残るんじゃないか。
↑1600年代くらいにできた比較的新しい概念
・100年後まで何してます?
Perl. : ラリーウォール
Ruby. :まつもとゆきひろ
会場爆笑。
・関数型言語のいいところは?
ラリ−:関数型言語は機能を盗むのがうまいからなー。
すみい:C++へのLamdaの浸食とかあるから、
関数型も命令型もオブジェクト指向型言語も似たようなものだなーと。
関数型言語は頭イイ人が多いのでそういう人と出会えるという間接的なメリットはあるね。
・ひげぽん:分かりづらいエラーメッセージなどでユーザーの時間を奪ってないか?と不安になるが、他の方は?
Matz:その通りだと思う。私はlazzyなんで、ユーザーから
「奪われてる!」って声を聞いて直すんだけど。(笑)
Lally:言語設計者は大統領のように振る舞わないとだね。謙虚にね。
まとめ:よしおかさん質問挙手早かった。w
■LLでアート
・Proce55ing
グラフィカルな描画をLLで。
LLの正しい使い方って感じがしました。いいかんじ。
ハオハオ:各要素同士の好き嫌いを設定して絵を描く
rubyCocoa+CoreAnimation+QuartzComposerとか楽しそう。
デモとライブコーディングが非常に楽しかった。
LLすごい。
・Max
QuartzComposerみたいにGUIコーディングする環境が多いのね。
そーいうコードは読みづらい欠点があると思うのだけど、
なんかうまい解決方法はあるのかなー。
■プロゴルファー浜地
ゴルフ場経営で有名なshinhさんと
初めてのRubyのyuguiさんがそろって登壇という
私の中の2大巨頭が夢の競演。
・doukaku.org
短さだけでなく、
それぞれの言語でおもしろさなどの価値を認めてあげるコロシアム。
ゴルフは人生を豊かにします。w
会場からの質問に対する壇上のみなさんのやりとりが面白すぎだったので、
パネルセッション形式でぜひやってほしかった。wwwww
■竹迫アワー
LLFutureのLLは実はLowLevelの略でした。
まさかLLVMの説明が聞けるとは。すばらしい。
もっと詳しく聞きたかったなぁ。
■抽選会、閉会式、その後
・ボールとったよ!ajaxの英語の本もらった。
・Larry Wall : (日本語で)「今日、若くなりました。」
・ドラ娘さんをみかけたのでお話した。
「今年は様子見だったのですが、来年はチャイナドレスで出ます!」
という言質をとった。w 来年と言わず次回のXP祭りでぜひ。
・突発高専オフ開催
関数型言語、逆じゃないすかね。たぶん「関数型言語は機能を盗みに行くにはいいものだ」的なこと言ったんじゃないかしら。
> shinhプロ<br>あー、そかー!<br>文脈読めばその通りだなー。<br>ツッコミありがとー!