2009-01-17 [長年日記]
_ [book] アジャイルな見積りと計画づくり〜価値あるソフトウェアを育てる概念と技法〜
2008年から待ち望んでいた本がついに日本語で読める。
"Agile Estimating and Planning"。
この本は、学術的な見積りの手法を紹介する本ではない。
現場で、見積りをどう使って開発していくのを教えてくれる本だ。
「見積もること以上に、見積り続けることが大事。」
「基礎単位を作り、それに対して何倍の大きさか、を見積る。
そしてその基礎単位がどのくらいの時間で消化できたかをプロジェクトを進めながら計っていく。」
といった、今日から使える見積り方法が丁寧に説明されていく。
まだ日本語版が手元にないので、細かい書評は再読してから改めて。
私もレビュアーとして翻訳チームに加わらせてもらったが、大変勉強になった1冊でした。
プロジェクトマネージャや、計画ゲームを実践している開発者だけでなく、
全ての開発者に声を大にして薦めたい1冊。
翻訳の安井さん、監訳の角谷さん、1年以上の長期に渡る翻訳作業、おつかれさまでした。
特に300ページもある本を次々と訳していく安井さんのスピードとスタミナはすごかったです。
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