2008-06-18 [長年日記]
_ [music] シエナ - 金聖響
また弟がGoodJob!でチケットとってくれたので行ってきた。
もう2週間も経ってしまったがまだ感動は覚えてる。
今回の指揮者は金聖響さん。
シエナを聴くのも3回目になって余裕がでてきたので、
今回は指揮をずっと見ることにした。
金さんの指揮は佐渡裕さんとは対照的な振り方。
佐渡さんは最先頭で陣頭指揮して鼓舞し、「俺に続けー!!」と突っ走るタイプ。
金さんは一番後ろで的確に指示を出して各人の力量を引き出すタイプだと思う。
佐渡さんが「火」の指揮者で、金さんが「風」の指揮者というとこか。
金さんは上昇気流を起こしてそこに皆を乗せて高みへ連れて行く、そんな感じ。
#ところで金さんって本名なのかな?
#だとしたら音楽をやるために生まれてきたような名前だなぁ。
さて、曲はメイン曲がレスピーギのローマの松。
(吹奏楽では)有名な曲だが、正直度肝を抜かれた。
曲中で舞台を降りる団員がいたので
「んー、もう演奏ないのかな?
でも楽章切れ間でもないのに降りるって珍しいな。」
と思って聴いていると、突然後ろからラッパの音が。
団員は客席にまわりこんでいたのだ。
ステージからと後ろから鳴り響く生5.1ch音響。
#.1はパイプオルガン。
しびれた。これはすごい。
後ろからのラッパの空気を奮わせる振動波が心地よい。
席がよかった。すぐ後ろの通路にラッパ隊がいるのだ。
音がココロの中で立体的に鳴り響く、そんな感じ。
すみだトリフォニーホールでの演奏会だったが、
池袋の芸術劇場よりも音響がよかったと思う。
小細工かもしれないが、
どうやれば感動させられるかを分かっている。
やはりプロはすごい。
生涯一番の感動の演奏だった。
もう1曲、"Terpsichore"という曲も超絶演奏で素晴らしかった。
CDを購入して今も聴いている。
次回の日記はこの曲の話をしようと思います。
おお。私も友人からチケットを貰ってシエナのコンサートに行ってました。友人からは「佐渡さんの指揮と金聖響の指揮を聞き比べると面白い」と助言を貰ったのだけど、私には違いは分かりませんでした。精進します。<br>8/12のシエナも行きますへっへ
いきなり客席後方から音が聞こえてきたらびっくりですよね!<br>プロってスゴイ!!!
>みわさん<br>ぉぉ、うらやましい!<8/12<br>ディズニー曲がメインですよね。<br>佐渡さんと金さんは指揮も違うのですが、<br>そもそも選曲もだいぶ違うのでその影響も大きいかも。w<br>私のイメージは佐渡さんが振ると「めちゃめちゃうまい市民楽団」で、<br>金さんが振ると「硬派なプロの楽団」という感じです。<br>同じ楽団とは思えない。(笑)<br><br>>IZさん<br>そういう小細工をしても聴かせられるのがプロだなぁと思いました。<br>こんなに力量が違うとは聴くまでは思いもしませんでした。<br>自分がやってるときに聴いたら戦意喪失してもう楽器吹けなくなったかも。(^^;)