2010-03-10 [長年日記]
_ [ruby] rvmを使ってみた
rubyは1.8系から1.9系への移行期なわけでして、
macに最初からインストールされてる1.8.7と、
ソースからコンパイルした1.9.2を共存させてました。
そうすると面倒なのがirbとかgemとか
付随するツールも全部なんとかしなければならない。
そんな悩みを解消できるrvmというツールがあると聞いたので使ってみました。
rvmは複数バージョンのrubyを共存させるツールで、
$ ruby -v
ruby 1.8.7 (2008-08-11 patchlevel 72) [universal-darwin10.0]
$ rvm use ruby-head
Now using ruby head
$ ruby -v
ruby 1.9.2dev (2010-03-09 trunk 26857) [x86_64-darwin10.2.0]
といった具合で use [version] でirbやgemも含めたruby環境を変更してくれます。
元々入ってたruby は system という名前で残ってます。
これは便利。
東京Ruby会議03のワークショップでもこのセッションがあったのですが、
行けなかったので資料があるか聞いたところasakusa.rbのqwikにあるとのこと。(資料)
書いてある通りにやったらすんなり導入できました。:)
インストールできるモジュール一覧は rvm list known で。
MRIだけでなくて、JRubyやMacRubyもインストールできます。
MacRubyインストールして公式ページにあるサンプル打ったらウィンドウ出たよ。
おもしろい。
現在の最新版は ruby-head で取れます。(昨日のasakusa.rb で教えてもらいました。1.9.2-headだと途中でエラーに。)
svnからソースとってきてコンパイルしてるそうです。
こんな便利なツールですが、開発途上なんで、
最悪の場合、システムのrubyを破壊することもあり得ます。
使用の際は覚悟を決めて導入してください。(^^;)